東日本大震災

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大慈寺に襖絵贈る 日本画家鎌田さん

ブナの古木を描いた襖絵を前にする(左から)安倍住職、鎌田さん、小野社長

 日本画家の鎌田義裕さん(58)=埼玉県在住=は、郡山市清水台の大慈寺に襖絵(ふすまえ)8枚を寄贈した。26日に自ら据え付け作業を行い完成させた。
 鎌田さんは子どものころ、仙台市に住んでいたため、東日本大震災の被災者のために何かできたらと、1年ほどかけて制作し、寄贈した。
 襖絵は、1枚の大きさが高さ約2メートル、幅約70センチのもの4枚が一組となった2作品で、一組には竹林、もう一組にはブナの古木が描かれている。鎌田さんは「彩光」をテーマに作品を発表している。贈った2作品も新緑と「光」がまぶしく表現されている。
 大慈寺は、東日本大震災で損壊したため建て直し2年前に完成した。襖絵は新しい本堂に飾られた。鎌田さんは「被災地の復興を願い描いた。お寺で末永く飾ってもらえたら」と話している。安倍元海住職(64)は「ブナの古木は大地にしっかりと根を張った震災にも負けない生命力を、竹林は『光』に向かう希望が感じられ、多くの方に見てほしい作品」と話している。
 襖絵の寄贈は、いわき市の小野美術社長の小野誠一さん(66)が橋渡し役となって実現した。

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