東日本大震災

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双葉郡町村野球で富岡V 古里の名誉懸け熱戦

優勝した富岡町チーム

 双葉郡8町村が古里の名誉を懸けて戦いを繰り広げる町村対抗交流野球大会は27日、楢葉町のならは球場で開かれた。外野の芝生が張り替えられ、生まれ変わった同球場に、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の発生後、3年4カ月ぶりに球音がこだました。
 大会は双葉郡体協の主催、双葉地方町村会の共催、福島民報社などの後援。双葉郡の頂点を目指して毎年7月に開く夏の風物詩で、40年前から続く伝統の大会。昨年は広野町で震災後初めて復活した。
 ならは球場は震災後、手付かずで荒れ放題だったが、今春に除染が終わり、今大会に向けて外野の芝生の張り替えや内野の整備が行われた。中学、高校生、社会人の大会が開かれる同球場は、郡内の愛好家にとって"聖地"ともいえる場所だ。
 県内外の避難先から駆け付けた選手は、ライバルチームの選手との再会を喜んだ。球場に入ると「懐かしい」と歓声を上げ、内外野で感触を楽しみながら白球を追い掛けた。トーナメント戦の結果、決勝は富岡町が浪江町を3-2で下し優勝した。3位は広野町、大熊町だった。
 開催地・楢葉町の矢内賢太郎教育長は「選手は、楽しんでプレーできた。双葉郡復興へ有意義な大会になった」と話していた。
   ◇   ◇
 郡大会は、9月に開幕する市町村対抗県軟式野球大会(福島民報社など主催)の前哨戦でもある。各町村は郡大会を契機に本格的にチームづくりに入る。
 決勝を除く成績は次の通り。

 ▽1回戦
浪江町 12-0 双葉町
大熊町  4-1 葛尾村
広野町  4-2 川内村
富岡町  9-2 楢葉町

 ▽準決勝
浪江町  8-0 大熊町
富岡町 21-4 広野町

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