東日本大震災

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富岡町が子ども友情の集い 郡山で小4「二分の一成人式」

石井教育長から証書を受ける三本木さん(中央)。後ろは坂本君

 東京電力福島第一原発事故で全町避難が続く富岡町の「子ども友情の集い」は7日、郡山市のビッグパレットふくしまで開かれ、全国各地に避難している町の児童生徒が古里を思い出しながら交流を深めた。
 町、町教委の主催。子ども同士の友情をつなぎ、古里への思いを再確認してもらうため、原発事故発生以降、毎年催している。小学生から高校生までの子ども約350人と保護者、関係者ら合わせて約750人が参加した。宮本皓一町長は「元気な姿が見られてうれしい。誇りを持って、夢の実現のため頑張ってほしい」とあいさつした。
 今年10歳の子どもを対象にした「二分の一成人式」が行われ、小学4年生約20人が出席した。石井賢一町教育長がいわき市に避難している三本木瑠香(るか)さん(10)、郡山市で生活している坂本一樹君(10)に証書を手渡した。町に伝わる草木染などの体験コーナーなどが設けられた。町内の自然、催しなどの写真を映し出す「デジタル写真館」もあり、参加者が古里を懐かしんだ。
 昼食では、全国組織「料理ボランティアの会」に所属する帝国ホテルなど一流ホテルのシェフ14人が腕を振るった。ハウス食品グループがカレーライスを提供した。
 いわき市に避難している鶴飼美桜(みお)さん(14)=小名浜一中2年=は富岡一小時代の同級生に久しぶりに再会し、「友達が全然変わっていなくて安心した。おしゃべりをしていると、町のことを思い出す」と笑顔を見せた。

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