東日本大震災

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長崎を訪問 南相馬の高校生、川内の児童

田上市長(後列右から3人目)と記念写真に納まる佐藤七海さん(前列右から2人目)ら南相馬市の高校生

 東京電力福島第一原発事故で多くの住民が避難している南相馬市の県立高の生徒10人と川内村の小学生6人は7日、長崎原爆の日(9日)を前に、それぞれ長崎市役所を訪れた。面会した田上富久市長は「長崎は福島をずっと応援している」と励ました。長崎訪問は原爆の被害や復興の過程を学ぶ目的。
 田上市長は「長崎で感じたことを自分の言葉で語ってもらえれば、福島に大きな力をもたらす」と呼び掛けた。避難区域に自宅があり、仮設住宅で暮らす相馬農高2年の佐藤七海さん(16)は面会後、取材に「福島と長崎は放射線という共通点がある。原爆を実際に経験した人の話を、福島に戻って伝えたい」と話した。
 6人はいずれも川内小の児童。6年の秋元千果さん(12)は「村の復興のため、長崎のことをたくさん知りたい」とあいさつした。長崎大が8日に開催する「復興子ども教室」に参加する。
 高校生10人の内訳は小高工高が4人、小高商高、相馬農高、原町高が各2人。長崎市の市民団体が招待した。7日午前には爆心地公園の原爆落下中心地碑に献花し、原爆資料館も見学した。高校生と小学生は9日の平和祈念式典に出席する。

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