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復興へ地域の心一つ 休校の大波小で夏祭り

巨大絵画の前で笑顔を見せる地域住民ら=大波小

 福島市大波地区の「大波夏祭り」は14日、今春から休校になった大波小で開かれ、住民が東京電力福島第一原発事故からの復興に心を一つにした。住民が描いたヒマワリと著名漫画家の絵をデザインした巨大絵画「大波みらいビッグアート」が披露され、プロ野球東北楽天などで活躍した山崎武司さんの野球教室も開かれた。
 夏祭りは大波地区の活性化を目指し平成17年から開催している。東日本大震災と原発事故が発生した平成23年は開かなかったが、今年で9回を数えた。原発事故の影響が残る中、今回は地区の素晴らしさを世代を超えて再認識し、故郷への自信と誇りを取り戻そうと、巨大絵画の製作を企画した。
 絵画は横8メートル、縦3メートル。「みらいに向かう強いチーム」をテーマに、甲子園を目指すチームの団結力と復興を目指す大波地区の住民の思いを重ねた。野球漫画「やったろうじゃん」で知られる原秀則さんと、「ラストイニング」などを手掛ける中原裕さんが賛同し、漫画の登場人物と地区のシンボルであるヒマワリの絵を組み合わせた。
 大波小に設置した巨大絵画の除幕式は夏祭りに先立ち行われた。亀岡偉民内閣府政務官(衆院本県1区)や山崎さんらが出席し、地区住民らと完成を祝った。夏祭り実行委員長で巨大絵画企画を中心になって進めた阿部光明さん(60)は「逆境を乗り越えて住民が前に進んでいくステップにしたい」と期待した。
 山崎さんの野球教室では、岡山スポーツ少年団ソフトボール部の児童と福島三中野球部の部員約30人が参加した。山崎さんは、子どもたちにバッティングの体重移動や目線の動きなどを指導した。山崎さんは「チームワークと感謝の気持ちを大切にして、野球に取り組んでほしい」と話した。

カテゴリー:福島第一原発事故

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