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相双の漁業者も反発 第一原発サブドレン水海洋放出 相馬で説明会

汚染水対策について東電側に質問する漁業者

 東京電力が福島第一原発の原子炉建屋周辺の井戸「サブドレン」からくみ上げた地下水を浄化して海洋に放出する計画について、県漁連は19日、相馬双葉漁協の組合員向け説明会を相馬市総合福祉センターはまなす館で開いた。東電側の計画説明に対し、漁業者からは反発の声が相次いだ。
 東電の新妻常正福島復興本社副代表らが計画概要を説明して汚染水の抜本対策としての重要性を訴え、理解を求めた。
 漁業者からは「地下水バイパス計画を苦渋の決断で受け入れたばかり。本来、その際に説明しているべき話だ」「きれいな水と言い張るのなら福島とは別の海に流せばいい」など東電の対応に不信感をあらわにする声が上がった。また、「浄化水とはいえ、一度は汚染された水を流す。試験操業への影響が心配され、しっかりとした風評対策を求めたい」「廃炉を進める上で福島の漁業を今後30~40年にわたってどう支援していくのか、しっかり見解を示してほしい」などの要望が相次いだ。海洋放出に理解を示す県漁連幹部への批判の声も出た。
 説明会は18日のいわき地区に続いて開かれた。相双地方の漁業者約100人が参加した。野崎哲県漁連会長、佐藤弘行相馬双葉漁協組合長があいさつした。
 浄化設備について東電側が新たな試験結果をまとめる10月下旬以降、あらためて説明会の場が設けられる。

カテゴリー:福島第一原発事故

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