東日本大震災

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太陽光発電三角棚贈る 近畿大、川俣・山木屋地区住民に

三角棚ソーラーシェアシステムを見学する山木屋地区の住民

 福島県川俣町の復興を支援している近畿大(大阪府東大阪市)は21日、同町山木屋地区の住民が暮らす町内の農村広場仮設住宅に、野菜を空中栽培する太陽光発電パネル付き「三角棚ソーラーシェアシステム」を贈った。
 同大が開発した製品で、2セットを寄付した。3段の棚に培養土の入った袋を並べ、袋の中でサツマイモやハクサイなどを栽培する。1セット当たり約25平方メートルの広さで、高さ約2メートル。屋根に太陽光発電パネルを取り付けてある。
 システムの価格は設置費用も含め約100万円だが、売電収入により15年ほどで資金を回収できると見込んでいる。システム1セットにサツマイモを作付けした場合、1年で約250キロを収穫できる。袋の中で根を伸ばすことが制限され栄養がイモに蓄えられるため、同じ面積の露地栽培と比べて5倍の収量になるという。
 システムの贈呈式は農村広場仮設住宅で行われ、近畿大東日本復興災害支援室の伊藤哲夫室長が古川道郎町長に目録を手渡した。広野太山木屋地区自治会長が「システムを活用し、復興に向かいたい」と謝辞を述べた。住民が棚や太陽光発電パネルを見学した。
 住民は今後、システムを利用して野菜を育てる。発電した電力は駐車場の照明に使用する。

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