東日本大震災

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津波被災地で慰霊演奏 南相馬でウィーンフィルの9人

南相馬市の津波被災地で演奏するウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のメンバー

 世界最高峰のオーケストラ「ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団」の楽団員が29日、南相馬市を訪れ、東日本大震災の津波で被害を受けた南相馬市の沿岸部で慰霊の音色を奏でた。
 フルートのディーター・フルーリーさんら9人が、津波で約70人が犠牲になった鹿島区八沢地区の慰霊碑前に集まった。献花の後、ネスラーの「ゼッキンゲンのラッパ吹き」から「神様があなたをお守りくださいますように」を奏でた。
 港行政区長の田中憲一さん(67)は津波で妻とみ子さん=当時(63)=を失った。神妙な表情で演奏を聞き、「亡くなった方々にとっての慰めになれば」と語った。
 市内の市民文化会館、鹿島小の2カ所で市民、子ども向けのコンサートも催した。
 一連の事業はサントリー芸術財団、市文化振興事業団の主催。同楽団は震災後、子どもたちや被災者のためのコンサートを定期的に開いている。

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