東日本大震災

  • Check

柳橋歌舞伎 来月2日、南相馬で公演 伝統芸能で復興を後押し

南相馬市での公演に向け、絵本太功記十段目尼ケ崎閑居の場の一場面を練習するメンバー

 江戸時代から受け継がれている郡山市指定重要無形民俗文化財「柳橋歌舞伎」の公演が11月2日午後1時から、南相馬市の原町生涯学習センターで開かれる。郡山市中田町の柳橋歌舞伎保存会が伝統芸能で南相馬市の復興を応援しよう-と初めて企画した。当日は保存会の他、柳橋歌舞伎に取り組む郡山市の御舘中の生徒も演目を披露する。
 柳橋歌舞伎保存会は毎年9月に柳橋歌舞伎伝承館で定期公演を開いている。平成24年からは、東京電力福島第一原発事故で市内の仮設住宅で避難生活を送っている富岡町民や双葉町民を招待している。浜通りの被災地への遠征公演は、南相馬市の公園整備を支援した石橋財団(東京都)の共催で実現し、南相馬市市民活動サポートセンターなどが協力した。
 公演には裏方を含め保存会の会員43人、御舘中の生徒39人が参加する。御舘中の生徒が「寿式三番叟(ことぶきしきさんばそう)」と「白浪五人男 稲瀬川勢揃いの場」、保存会がメーンの「絵本太功記十段目尼ケ崎閑居の場」を演じる。南相馬市の相馬農高の生徒も出演し「宝財踊」を披露する。
 公演に向け、保存会のメンバーは地元の黒石荘で練習を積んでいる。近藤孝輔会長(75)は「南相馬の人たちを元気づけられるよう、中学生とともに精いっぱい演じたい」と張り切っている。公演は入場無料。問い合わせは南相馬市市民活動サポートセンター 電話0244(23)5420へ。

東日本大震災の最新記事

>> 一覧