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セシウム濃度127倍に 第一原発で過去最高、1号機放水路の水たまり

 東京電力は23日、福島第一原発1号機放水路のたまり水を22日に測定した結果、放射性セシウムが過去最高となる1リットル当たり16万1000ベクレル検出されたと発表した。9月26日採取分は同1270ベクレルで、約127倍に急上昇した。東電は今月の台風18、19号の影響で放水路に汚染土が流入した影響とみている。
 2度の台風通過後の15日に採取した水からは同8万1000ベクレル、22日にはさらに約2倍となり最高値を更新した。ストロンチウム90などのベータ線を出す放射性物質濃度は9月26日採取分で同2100ベクレル、10月15日に7万4000ベクレル、同22日に15万ベクレルで、セシウム濃度と同様に上昇した。
 東日本大震災の津波による土砂や海側遮水壁工事で、放水路は土砂で埋め立てられ、約3800トンの雨水などがたまっている。高濃度汚染水のあるタービン建屋やトレンチ(電源ケーブルなどが通る地下道)には接続していない。
 東電は放水路の水位は地下水より低く、港湾内でセシウム濃度の上昇が確認されないため、海洋や地下水への影響は、ほぼないとしている。
 東電は対策として、たまり水を可搬型の汚染水処理装置で浄化する。装置が稼働するまでセシウム吸着材の投入などで対応する。
 たまり水の放射性物質濃度の測定を月1回から週1回に強化。汚染源特定のため11月から、放射線測定器を搭載した無線操縦のヘリで1~4号機のタービン建屋屋根面や海側の線量を調査する。

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