東日本大震災

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海の絵で被災者に癒やし 画家の吉田努さん24日から若松で作品展

美しいいわきの海を描いた作品と吉田さん

 浜通りから避難した人たちを、懐かしい海の絵で癒やしたい-。白河市出身で会津若松市在住の画家吉田努さん(49)は今夏から秋にかけていわき市の海辺を描いた作品展を24日から会津若松市本町のギャラリーごさろで開く。
 吉田さんは白河市で創作をしていたが、東日本大震災で被害を受け、西郷村にアトリエを移して活動を続けた。今年2月から、震災と東京電力福島第一原発事故からの心の復興を願い、仲間とともに美術展「フクシマ芸術十の字行脚」を会津若松市などで展開した。最近、会津若松市に拠点を移し、文化振興のNPO法人「フクシマから虹を」を設立して理事長を務めている。
 被災者と交流する中で「浜通りの避難者の方々が見たいのは美しかった古里の海だ」と実感する。7月から10月上旬まで、いわき市の塩屋埼灯台の見える場所で約3カ月間、ひたすら海に向かい絵筆を握った。油彩の作品は灯台や薄磯海岸を描いた「潮騒」など大小合わせて50点ほどになった。
 作品展は「フクシマ芸術十の字行脚」の第2弾として開催する。ギャラリーごさろでは30日まで約20点を展示する。入場無料。時間は午前10時から午後6時(最終日は午後5時)。問い合わせはギャラリーごさろ 電話0242(28)8151へ。
 会津若松市での作品展終了後、11月7日から12日まで福島市仲間町のラコパふくしまギャラリーでも作品展を開催する。約50点を展示する。
 吉田さんは「古里の海は宝物と再認識してほしい」と話している。
 問い合わせは吉田さん 電話090(4559)6872へ。

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