東日本大震災

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郡山五 連続2冠に歓喜 全日本合唱中学部門

2年連続となる混声・同声両部での日本一の快挙を成し遂げた郡山五の部員

 福島で育まれた高い水準の音楽が、聴衆の心に届いた。26日に盛岡市の岩手県民会館で開かれた全日本合唱コンクール全国大会中学校部門で、郡山五が昨年に続き混声と同声の両部を制したのをはじめ、混声の部の郡山二が「全国2位」、同声の部の一箕と若松四が金賞に輝き、県勢が圧倒的な力を示した。

 「2年連続で日本一になれた。信じられない...」。混声、同声両部で文部科学大臣賞の「ダブル受賞」が決まると、部員は互いに抱き合いながら喜びを分かち合った。
 今年は混声だけで出場する予定だったが、3年生の部員の考えで混声、同声の両部に出場することになった。両立は容易ではなかった。一方の曲に集中するあまり、もう片方が思うように上達しない時期もあった。そんな時、部員は互いに改善点を指摘しながら励まし合い、壁を乗り越えてきた。伊勢綾乃部長(3年)は「自分たちで決めたからには、両方ともおろそかにしたくなかった。チームの力ってすごいなと感じた」と振り返る。
 混声は、ドイツロマン派の重厚な雰囲気が漂う宗教曲3曲を演奏した。曲ごとに声質を変えるなどし、それぞれの世界観を醸し出した。同じ旋律が複数の声部に順番で現れる「フーガの技法」の部分は、各パートが主張しつつも互いを聞き合うよう心掛けた。
 同声は、無伴奏の宗教曲を披露した。多くの音がぶつかり合う難曲だが、整然としたハーモニーを緻密につむぎ、曲に描かれた色彩感を表現した。
 指揮者で顧問の小針智意子教諭は結果発表後、「よく頑張りました。学んだことを次のステップに生かしてほしい」と生徒にエールを送った。岡崎強校長は「胸が震えるような感動的な演奏だった」とたたえた。

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