東日本大震災

  • Check

名称は「伝承鎮魂祈念館」 相馬の震災・復興記録施設 工事の安全を祈願

伝承鎮魂祈念館完成イメージ図

 相馬市が津波被災地に整備を計画していた震災・復興記録伝承施設の建設工事が始まった。安全祈願祭が27日、同市原釜字大津の現地で行われた。
 震災犠牲者の慰霊碑を建立した笠岩公園に新設し、名称は「伝承鎮魂祈念館」に決まった。施設は鉄骨平屋約236平方メートルで、和風の外観デザイン。東日本大震災前の沿岸部の街並み、伝統祭事などの原風景、震災直後の被災地などを捉えた写真、映像資料などを紹介し、震災の記録を後世に継承する。来年2月末の完成見込み。
 祈願祭には約40人が参加した。神事が行われ、立谷秀清市長らがくわ入れした。立谷市長、佐藤満市議会議長らが玉串をささげ、工事の無事を祈った。
 立谷市長は「原釜や尾浜、磯部などの沿岸部にかつてあった街並みの姿を後世に伝え、津波の恐ろしさを継承するのは義務だ。被災者の住宅再建を優先した上で、ようやく着工できた」とあいさつした。住民代表らでつくる同施設検討委員会の佐藤弘行委員長(相馬双葉漁協組合長)は「被災地の姿、被災者の思いを何十年、何百年後まで伝え続ける施設になってほしい」と語った。

東日本大震災の最新記事

>> 一覧