東日本大震災

  • Check

屋根部分を試験撤去 第一原発1号機建屋カバー

 東京電力は31日、福島第一原発1号機の原子炉建屋カバー解体に向け、カバー内部に散布した放射性物質の飛散防止剤の効果を確認するため、屋根部分のパネル6枚のうち1枚を試験的に取り外した。放射性物質の飛散がないことが確認できれば、外したパネルを戻し、来年3月に本格的なカバー解体を始める。
 屋根は幅約7メートル、長さ約42メートルのパネルを6枚並べた構造。このうち、1枚をクレーンで取り外すと、がれきの散乱する建屋上部が、カバー設置から約3年ぶりに姿をのぞかせた。東電は11月7日にさらに1枚取り外す。内部にカメラを入れ、12月初旬までに建屋内部のがれきや放射線の状況を調べる。
 東電によると、取り外し後、敷地境界付近の放射線量に変化はないという。
 建屋カバーの解体は使用済み核燃料プールから燃料を取り出すための準備作業。解体後に建屋上部のがれきを撤去し、燃料取り出し用のクレーンを設置する。プールからの燃料取り出しは早ければ平成31年度前半の見通し。
 パネルの取り外しは当初30日を予定していたが、28日に飛散防止剤を散布する機器が強風で揺れて建屋カバーが破れるトラブルが発生、作業がずれ込んだ。1号機建屋カバーは放射性物質の飛散を防ぐための応急処置として平成23年10月に設置された。

東日本大震災の最新記事

>> 一覧