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初の県営災害公営住宅 郡山に2棟完成 富岡、双葉町民が入居へ

郡山市日和田町に完成した県営災害公営住宅

 東京電力福島第一原発事故の避難者向けに県が整備した初めての県営の災害公営住宅が郡山市に2棟完成し、7日、鍵の引き渡し式が行われた。
 市内日和田町に建設された富岡町民向けの鉄筋コンクリート造り4階建て1棟(20戸)と、市内富久山町八山田にできた双葉町民向けの鉄筋コンクリート造り3階建て1棟(20戸)。15日以降に計39世帯が入居する予定となっている。
 式は日和田町の現地で行われ、佐藤雄平知事が「住宅整備を本県復興の最重要課題として全力で進めている。入居者が安心して暮らせるよう努めたい」と式辞を述べた。富岡町の宮本皓一町長は「大きな希望の光が見えた思いがする」、双葉町の伊沢史朗町長は「安定した住居の確保は、生活再建の第一歩となる」と語った。
 地元・郡山市の品川萬里(まさと)市長、平出孝朗県議会議長、富岡、双葉両町の入居者代表らを交えてテープカットを行い、完成を祝った。佐藤知事が入居者代表に部屋の鍵を手渡した。
 鍵を受け取った双葉町の自営業佐々木実さん(63)は「ずっと入居できる日を待っていた」と笑顔を見せた。
 現在は市内の仮設住宅に暮らしているが、風が強く吹くと屋根が音を立て、隣室の生活音も気になっていたという。災害公営住宅には、母親(89)と一緒に入居するという。「ついのすみかになりそう」と話していた。
   ◇  ◇
 県は4890戸の原発避難者向け住宅の整備を計画している。このうち、641戸は平成26年度内に完成する予定だ。
 当初、27年度末までに整備するとしてきた第1次計画分3700戸のうち1600戸の完成は、1~9カ月遅れる見通し。用地買収や宅地造成に時間がかかっていることが原因だ。
 第2次計画分1190戸は28年度末に整備を終える見込み。

カテゴリー:福島第一原発事故

テープカットに臨む佐藤知事(左から5人目)、宮本町長(同2人目)、伊沢町長(左端)、品川市長(左から6人目)、平出議長(同3人目)

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