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楢葉町バスツアー 復興を見学

古里の秋を感じながらゆず太郎と公園内を散策する参加者

 東京電力福島第一原発事故で全町民が避難している楢葉町は8日、町民に町の復興状況を紹介する「ならはの秋に触れるまちめぐりバスツアー」を初めて開いた。いわき市内の仮設住宅などから約30人が参加し、各種施設を見学した。
 町は大半が避難指示解除準備区域に指定されており、解除時期となる帰町は「早ければ平成27年春以降」を目指している。
 帰町後の町内での日常生活に不安を抱く町民が少なくないことから、町の復旧・復興の現況を直接見てもらおうと企画した。
 町内のJR常磐線木戸駅を午前9時半に出発。天神岬スポーツ公園では町のキャラクター「ゆず太郎」と一緒に公園内を歩き、古里の秋を感じた。木戸川では大量のサケが遡上(そじょう)する様子も見た。
 あおぞらこども園で、そば打ちを体験した。震災時に避難した会津美里町から新鶴そば打ち愛好会のメンバーが訪れ、参加者に手ほどきした。楢葉町商工会女性部は名物の「マミーすいとん」を振る舞った。
 建築中の楢葉中校舎、常磐自動車道に整備されている楢葉パーキングエリア予定地、ここなら商店街なども訪れた。
 市内の仮設住宅に避難している女性は月に何度か楢葉町の自宅を訪れているという。今回、震災後初めて訪れた場所もあり「参加して良かった」と話していた。
 町は14日も一部コースを変えて実施する。来年3月には「春」を感じてもらうコースで開催する予定。町は、参加者から寄せられた意見を今後のまちづくりの参考にする。

カテゴリー:福島第一原発事故

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