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外国人も放射線理解を 南相馬の市民団体が英語版冊子

外国人の放射線理解を助ける英語版の冊子

 南相馬市の市民団体「ベテランママの会」(番場さち子代表)がつくった放射線に関する冊子「福島県南相馬発 坪倉正治先生のよくわかる放射線教室」に、英語版が誕生した。国内に住む外国人の放射線理解を進めるため希望者に配布する。
 冊子は市民の内部被ばく検査などに携わる坪倉正治さん=東京大医科学研究所医師・南相馬市立総合病院非常勤医師=が、地元で続けてきた放射線に関する説明会の内容などをまとめたもの。
 外部被ばくと内部被ばくの違い、一般に流通する食品を摂取する人からのセシウム検出はほとんどゼロで、水道水も安全なことなどを分かりやすく説明している。
 番場さんの元には首都圏のインターナショナルスクールに通う外国人の子どもの保護者から英語版を求める声も寄せられていた。
 番場さんは「本県の子どもが県外に出た時、福島の放射線の現実を外部に語る必要に迫られるのと同様に、日本の外に出た外国人の子どもも説明を迫られる。助けたいと思った」という。
 8月に完成した日本語の初版の2万部はなくなり2万部を増刷。協力者の手を借りて翻訳した英語版1万部(B5判、20ページ)も今月出来上がった。
 2日には地元の医療を支えてきた南相馬市立総合病院から冊子への「お墨付き」である推薦書も得られた。
 番場さんは「『分かりやすい』と好評で、個人ばかりでなく病院、旅行会社、国の官庁からもまとまった量を求められる。英語版も希望先に送る」と話している。問い合わせは番場さん 携帯電話090(9034)8728へ。

カテゴリー:福島第一原発事故

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