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豪でも涙、笑い 「物置のピアノ」日本映画祭で上映

映画「物置のピアノ」を鑑賞するシドニーの映画ファン

 桑折町を舞台にした映画「物置のピアノ」は20日、オーストラリアのシドニーで開催された日本映画祭で上映された。プロデューサーの橘内裕人さん(30)=福島市出身=が会場を訪れ、映画や福島の現状を説明した。
 橘内さんによると上映中は泣き、笑いする観客もおり、大きな拍手を受けて幕を閉じたという。オーストラリアに約40年住む日本出身の男性からは「大変素晴らしい映画で目頭が熱くなった。(福島の)一日も早い復興を願っている」との声が寄せられた。
 上映は同国のパース県人会長のストックトン亜紀子さん(38)=福島市出身=が映画祭関係者に掛け合って実現した。橘内さんはシドニーでの上映に先立ちパースに亜紀子さんを訪ね、現地の学校で上映することを目指し活動した。橘内さんは「福島から元気を日本全国、世界へと発信したい-という思いを遂げられ、また、オーストラリアの人々に福島の思いを伝えることができ、感無量。他の国の方にも見ていただけるよう活動したい」と話している。
 映画は青春の悩みに直面した主人公の女子高生がピアノの演奏を通して前向きに生きる物語。桃農家が風評を受ける様子など東京電力福島第一原発事故の影響も描いている。

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