東日本大震災

  • Check

派遣警官応援の夫婦らに感謝状 福島県警本部

贈呈式に臨んだ(前列左から)名和本部長、新妻さん夫婦、江井さん、江口部長、(後列左から)渡辺警備監、平野部長、新田課長

 南相馬市原町区のパート従業員江井香代子さん(36)は、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の復興支援に当たる特別派遣部隊の警察官におにぎりや菓子などを定期的に差し入れている。同じく部隊にカレーを振る舞う広野町折木の農業新妻良平さん(55)・雅枝さん(56)夫婦の活動は、間もなく150回を超える。県警本部は19日、3人に本部長感謝状を贈った。
 江井さんの自宅は南相馬市の旧警戒区域内にある。今は市内の別の場所で暮らす。被災地の安全・安心を守るため県外からやってきた特別派遣部隊の警察官を見て、長女涼葉さん(8つ)が「お礼をしたい」と言い出した。
 晴れの日も雨の日も、警察官は精力的に働いていた。震災から5カ月ほどたった平成23年夏、長男陸登君(6つ)も含め、3人で市内の検問所に食べ物や菓子、飲み物を届け始めた。早朝に起きて約200個のおにぎりを作ったこともある。
 一方、新妻さん夫婦が提供しているカレーは、警察官にすっかりおなじみとなった。特別派遣部隊の拠点の一つになっている広野町の折木集会所に具だくさんのカレーと、ほかほかのご飯を持ち込む。江井さん一家の心遣いや新妻さん夫婦のもてなしは、警察官の心を温め、喜ばせる。
 感謝状贈呈式は県庁で行われた。名和振平本部長が江井さんと新妻さん夫婦に賞状を手渡し「皆さんの思いは特別派遣部隊員にしっかり伝わっている」と礼を述べた。県警本部の江口寛章警務部長、平野亨警備部長、渡辺嘉則警備監、新田宏明災害対策課長が立ち合った。江井さんと新妻さん夫婦は「これからも、できる限り続けていきたい」と話していた。

東日本大震災の最新記事

>> 一覧