東日本大震災

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被災地の現状理解 全国の中学生が福島県内を取材

ラジオの生放送番組に出演する中学生=ラジオ福島本社

 東日本大震災の被災地を全国の中学生が取材する「写真で綴(つづ)る、被災地の『いま』を伝えるプロジェクト」は20日、福島市のラジオ福島本社と二本松市の安達運動場浪江町仮設住宅で行われた。県外の中学生10人が震災直後のラジオ放送や避難者の生活に理解を深めた。
 福島民報社、河北新報社、岩手日報社が合同で取り組む「スマイルとうほくプロジェクト」の一環。ニコンが特別協賛した。中学生は宮城、山形、埼玉、東京、石川、岐阜、三重、和歌山、鳥取、福岡各都県から参加した。フォトジャーナリスト安田菜津紀さんとお笑いコンビ「ロザン」の宇治原史規さん、菅広文さんが同行した。
 ラジオ福島本社では震災発生時に生放送されていたラジオ番組を試聴した。震災直後の報道について説明を受け、菅野左千男編成局長に質問した。生放送の番組にも出演した。参加した高橋冴和さん(埼玉県・松伏二中3年)は「放送をしてくれる人がいないと情報を得ることができない。伝えてくれる人に感謝すべきと感じた」と話した。
 安達運動場浪江町仮設住宅では、自治会長の瀬賀範真さん(65)方を訪ねた。震災、東京電力福島第一原発事故直後の浪江町の様子や避難生活の現状などを聴き、熱心にメモを取り、生活ぶりをカメラに収めた。仮設住宅の集会場では記者会見方式で取材をし、「つらいことや困っていることはありますか」などと積極的に質問した。
 参加した中学生は21日に取材成果をまとめる。今後、各学校で発表する。
 参加者は次の通り。
 佐々木詩織(宮城・岩出山中1年)後藤謙(山形・山形六中2年)高橋冴和(埼玉・松伏二中3年)菊池拓実(東京・足立十一中2年)小竹潤(石川・布水中3年)佐藤友昭(岐阜・岐阜聖徳学園大付属中2年)加藤潤(三重・暁中2年)久保綾耶華(和歌山・古佐田丘中3年)備えりか(鳥取・溝口中2年)橋詰結菜(福岡・久留米信愛女学院2年)

瀬賀さんに避難生活の現状などについて質問する中学生=二本松市・安達運動場浪江町仮設住宅

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