東日本大震災

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小中生、古里復興へ提言 双葉郡8町村「ふるさと創造学」 体験学習の成果発表

古里の復興などについて学んだ成果を発表する川内小の児童

 東京電力福島第一原発事故で被災した双葉郡8町村の小中学校で古里の歴史や復興に関する学習をしている「ふるさと創造学」の成果発表会「第1回ふるさと創造学サミット」は20日、郡山市のビッグパレットふくしまで開かれた。児童・生徒が古里の魅力や復興に向けた提言などを披露した。

■郡山でサミット 作家乙武洋匡さん講演

 双葉郡教育復興ビジョン推進協議会の主催。8町村の19小中学校の児童生徒約100人が学校単位で発表した。教育・復興の関係者ら約350人が来場した。
 総合的な学習の時間の授業中に双葉郡の歴史、伝統、産業、魅力、復興に向けた課題、地域づくりなどを避難先などで体験学習している。川内小の児童代表の6人は村の福祉や雇用、新たな産業、まちづくり、除染状況などについて説明した。「原発事故前以上に良い村にするため、学んだことを生かし、引き続き復興について考えていきたい」と力強く宣言した。
 大熊町の大野小の児童は、原発に頼らないで生活するために、原発以外の発電の研究成果を発表。葛尾中の生徒は郷土芸能や郷土料理の体験、村民を元気にするための創作劇などを紹介した。
 最後に、各界の著名人で結成した「ふたばの教育復興応援団」のメンバーでもある作家の乙武洋匡さんが講演した。両手足が不自由な自らの体験を踏まえ「かわいそうと同情されたくはない。他人と違う部分をプラスに考え、できることを探して前向きに生きている自分の人生は楽しい」と話し、原発事故で困難を抱える児童・生徒に、前向きに生きる大切さを訴えた。

困難に負けず前向きに生きることの大切さを訴える乙武さん(左)

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