東日本大震災

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浜の文化遺産一堂に 震災・原発事故前後の出土品

発掘調査成果展と青柳長官の講演のチラシ

 県文化振興財団が携わった発掘調査の成果を一堂に紹介する初の事業「ふくしまの復興-記憶をつなぐ-」は来年1月9日から18日まで福島市の県文化センターで催される。東日本大震災・東京電力福島第一原発事故前後に発掘した浜通りの約20遺跡の出土品を展示し、被災で危機に陥った文化遺産を見詰め直す。同10日はローマ考古学で世界的に知られる青柳正規文化庁長官が記念講演する。
 展示するのは常磐道建設工事に伴い調査した赤柴遺跡(新地町)から出土した旧石器時代の石器、縄文時代中期の集落跡である馬場前遺跡(楢葉町)から見つかった土器や石器など。平安時代の製鉄遺構が見つかった沢入(新地町)、大清水(同)、荻平(相馬市)各遺跡の製鉄関連資料、中平遺跡(浪江町)から発見された江戸時代後期の大堀相馬焼の陶器も紹介する。震災から復興した民俗芸能のパネル展示もある。浪江町室原の田植踊の衣装も展示する。
 青柳長官の講演は午後1時半から。「東日本大震災からの復興を考える 火山災害からの復興-ヴェスヴィオ山の場合」と題して語る。講演後、青柳長官と県文化財センター白河館「まほろん」の菊池徹夫館長が対談する。
 青柳長官の講演に先立ち同10日午前10時から財団の調査員らが発掘調査の成果を報告する。
 いずれも観覧・聴講無料。問い合わせは同財団 電話024(534)9193へ。

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