東日本大震災

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ダンス指導で被災地応援 国際的に活躍の島地さんが小名浜で

いわき市のバレエ教室に通う生徒たちにダンスを指導する島地さん(左から2人目)。左は酒井さん

 ドイツのダンスカンパニー「ザ・フォーサイス・カンパニー」団員で、国際的なダンサーとして活躍する島地保武さん(36)は29日、被災地支援でいわき市小名浜の睦真子バレエ研究所を訪問した。妻で新国立劇場バレエ団名誉ダンサーの酒井はなさん(40)と一緒に訪れ、ダンス指導を通じて市内でバレエの練習に取り組む生徒たちを励ました。
 島地さんは同国・フランクフルト在住で、欧州を中心に活動を続けている。酒井さんは神奈川県に住み、現在はフリーで舞台に出演している。東日本大震災後は夫婦で支援活動に取り組み、平成23年には、いわき市で開かれた復興支援特別公演「オールニッポンバレエガラコンサート」の実行委員を務めた。同研究所を訪れての指導は3回目。
 いわき洋舞家連盟所属のバレエ教室に通う小学3年生から大学生までの生徒約60人が参加した。島地さんは、既成のダンスのジャンルに属さず、自由度の高いコンテンポラリーダンスを指導。生徒自身に独自のダンスを創造させながら体の使い方などを指南した。酒井さんはクラシックバレエの基礎を丁寧に教えた。生徒たちは2人の華麗な動作を参考にして踊りの技術向上に努めた。島地さんは「成長した生徒の姿を見ることができてうれしい。これからも震災を忘れていないという気持ちを伝えたい」と話した。
 3回目の参加という同研究所生徒の佐藤陽香さん(平商高2年)は「指導を受けるたびに上達を実感している。自分も将来は子どもたちにバレエを教えたいという夢があり、しっかり学びたい」と笑顔で語った。
 2人による指導は30日も同所で行われ、約30人の生徒がクラシックバレエ作品の振り付けなどを学ぶ。

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