東日本大震災

「復興への闘い」アーカイブ

復興への闘い 震災3年の現実(23) 第3部 市町村の奮戦 郡山 魅力発信 挑戦続く

会議で市の持つ特色を点検するPRタスクチームのメンバー=27日
 郡山市では4月の東京ガールズコレクションや10月のB-1グランプリなど全国規模の催事をはじめ、主要会議、研修会が相次いで開かれている。いずれも東日本大震災と東京電力福島第一原発事故で被災した本県の復興支援が目的だったが、持ち回りだったり、他県も開催...[記事全文

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復興への闘い 震災3年の現実(22)第3部 市町村の奮戦 郡山 成功体験を将来へ

大勢の来場者でにぎわうB-1グランプリの会場。市民の協力が支えになった=10月19日、郡山市・開成山公園
 郡山市は東日本大震災と東京電力福島第一原発事故発生後、全国規模の会議や催事を積極的に誘致している。  いかに市内へ人を呼び込むか―。市役所本庁舎2階にある国際政策課で、職員は誘客につながるよう効果的に市を売り出す方法を考えている。「フェイスブックな...[記事全文

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復興への闘い 震災3年の現実(21)第3部 市町村の奮戦 南会津 観光独自策に自信

 南会津町の中心部にある町役場3階で、商工観光課長の相原盛隆(57)は平成27年度の予算要求をまとめる作業に没頭した。卓上の資料には観光誘客行事とともに、教育旅行や夏合宿の予約件数が記されている。いずれも26年を大きく上回る見通しだ。  東京電力福島...[記事全文

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復興への闘い 震災3年の現実(20)第3部 市町村の奮戦 若松 DCをきっかけに

DCの観光客へ渡す花のしおり作りに励む市民
 会津若松市観光課の職員は来春の大型観光企画・デスティネーションキャンペーン(DC)を教育旅行復活のきっかけにする青写真を描く。  DCは県や市町村がJRと協力し、全国に地域の魅力を発信する大型観光企画だ。来年4~6月に県内全域で展開する。観光課長の...[記事全文

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復興への闘い 震災3年の現実(19)第3部 市町村の奮戦 教育旅行回復道半ば

連休に観光客でにぎわう鶴ケ城=22日
 穏やかな天気が続く3連休、会津若松市の鶴ケ城には大勢の行楽客が県内外から足を運んだ。兵庫県と神奈川県の女性は修学旅行で訪れた思い出をたどり、天守閣を見上げた。「お城はきょうもきれいね」  平成26年度、鶴ケ城の入場者は10月末までに約82万8000...[記事全文

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復興への闘い 震災3年の現実(18)第2部 市町村の模索 手探りの医師確保

総合磐城共立病院救命救急センターの4月の勤務表。当直を示す「○」が並ぶ
 医師不足は続いている。いわき市立総合磐城共立病院救命救急センターの4月の勤務表に、夜通し働く当直を示す「○」が並ぶ。48時間以上、勤める医師もいる。「当直の出番を組むのが難しい」。センター長の小山敦(48)は表を見るたびに、ため息をつく。  センタ...[記事全文

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復興への闘い 震災3年の現実(17)第2部 市町村の模索 人手求め農家雇用

除染作業員が寝泊まりする宿舎。作業員が増えれば新たな建設用地確保などが必要となる=原町区
 除染作業員の特殊勤務手当を減額する―。4月半ばに国が示した避難区域など除染特別地域での措置は、南相馬市にとって「寝耳に水」だった。市が除染業務を発注している汚染状況重点調査地域には、特定避難勧奨地点など空間放射線量の比較的高い場所があった。重点調査...[記事全文

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復興への闘い 震災3年の現実(16)第2部 市町村の模索 除染阻む2つの壁

道路脇の除染をする作業員。働き手が足りず、計画通り作業が進まない要因になっている=原町区
 南相馬市原町区は多くが東京電力福島第一原発事故直後、一時、緊急時避難準備区域に設定された。福島第一原発から30キロ圏内に入る。市街地は今、会社員が仕事で車を走らせ、主婦が買い物に出掛ける。日常の生活を取り戻したかのように見える。  東日本大震災前、...[記事全文

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復興への闘い 震災3年の現実(15)第2部 市町村の模索 公営住宅の未来は

葛尾村の災害公営住宅が建設される三春町の恵下越地区。住宅建設後も共存への模索は続く
 避難者が長期的に暮らす災害公営住宅の建設は、建物周辺の環境整備や避難者と地元住民の共存が課題に挙がる。  国や県による災害公営住宅の建設は、あくまでも被災者の住宅確保が目的だ。受け入れ自治体が周辺整備を望んでも、予算化はされない。  三春町恵下越(...[記事全文

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復興への闘い 震災3年の現実(14)第2部 市町村の模索 地権者に説明重ね

「頼まれた地元として何とか対応したい」との思いで災害公営住宅の計画図を確認する橋本(右)と伊藤
 東日本大震災や東京電力福島第一原発事故に伴う災害公営住宅の建設を受け入れた市町村は、避難者の長期的な住まいの確保に向けて模索する。  「三春で暮らしたいと願う人々を、地元が支えないわけにはいかない」。原発事故に伴い、葛尾村と富岡町の住民が避難してい...[記事全文

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復興への闘い 震災3年の現実(13)第2部 市町村の模索 絞り出した開発案

いわき市中央台の仮設住宅(右)。左は震災後、急速に新築された住宅。市街地に近い住宅地は空きがなくなっている
 いわき市都市計画課長の西原衡作(こうさく)=(59)=は年明け早々の1月半ば、市内の不動産業者を市役所に呼んだ。宅地不足の現状を把握するためだ。「物件の手持ちがない」。出席者の回答は同じだった。宅地がどのぐらい足りないのか見通せなかった。  並行し...[記事全文

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復興への闘い 震災3年の現実(12)第2部 市町村の模索 宅地確保「急げ」 高まる要望に苦心

いわき市内の不動産業者。震災前は壁一面にあった物件案内が、今はまばらだ
 「宅地がない。何とかしてくれ」。いわき市都市計画課に市民から悲痛な声が寄せられた。市役所6階にある課の職員は17人だけだ。東日本大震災の発生前と同じ人数で、地震や津波による被災者の再建に必要な土地確保などで格段に増えた業務をこなす。残業は「日常」と...[記事全文

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復興への闘い 震災3年の現実(11)第1部 市町村の苦悩 問われる説明責任

環境省がまとめた仮設焼却施設の事故再発防止安全対策。村民の不安払拭につながるか
 「こういう事故があってはならないんだ」  鮫川村役場で村長大楽勝弘(67)の大声が響いた。放射性廃棄物の仮設焼却施設爆発事故から4日が過ぎた平成25年9月2日。管理する環境省職員と運転を受託する会社の担当者を前に、怒りを抑え切れなかった。  施設は...[記事全文

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復興への闘い 震災3年の現実(10)第1部 市町村の苦悩 情報 国から届かず

鮫川村の仮設焼却施設の入り口。昨年8月の爆発事故後、運転を停止している=8日
 鮫川村地域整備課長の近藤保弘(58)の携帯電話が鳴った。「大きな音がした。絶対に事故だ」。平成25年8月29日午後2時半すぎ。環境省が実証施設として村内に建設した放射性廃棄物の仮設焼却施設近くの村民からだった。運転開始から、わずか10日後だった。 ...[記事全文

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復興への闘い 震災3年の現実(9)第1部 市町村の苦悩 国の〝転換〟に失望

高濃度の放射性廃棄物を保管するコンクリートボックス。村が活用を要望している
 飯舘村は住民の合意を受け、除染廃棄物や周辺市町の放射性廃棄物を処理する焼却減容化施設を村内の蕨平(わらびだいら)行政区に受け入れることを決めた。  「環境省への不信感が募っている。厳重な安全対策を取るとの約束を形にしたい」。村長の菅野典雄(67)は...[記事全文

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復興への闘い 震災3年の現実(8)第1部 市町村の苦悩 消えない住民不安

蕨平行政区役員が視察した香川県の産業廃棄物処理施設。村民が焼却減容化施設を認める転機になった
 平成24年夏、除染廃棄物の焼却減容化施設建設の候補地に挙がった飯舘村蕨平(わらびだいら)行政区の住民説明会が福島市で開かれた。「安全性が信用できない」。村や環境省による施設の説明に住民からは反発する声が上がった。  村は施設の安全性や必要性の他、村...[記事全文

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復興への闘い 震災3年の現実(7)第1部 市町村の苦悩 お互いさまの精神

飯舘村と環境省が取り交わした覚書書。冒頭には「福島の復興のために必要不可欠な施設」と明記されている
 飯舘村の復興のみならず、福島の復興のために必要不可欠な施設である―。  村は平成25年10月9日、東京電力福島第一原発事故の除染に伴い発生する放射性廃棄物を焼却して減らす施設を、村南部の蕨平(わらびだいら)行政区に建設すると発表した。村内の除染で出...[記事全文

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復興への闘い 震災3年の現実(6)第1部 市町村の苦悩 国の対応に戸惑い

高圧吸引洗浄機でコンクリートの表面を除染する作業員=6日、郡山市
 平成25年に郡山、いわき、福島、二本松各市で行われた市長選で現職が相次いで落選した。「東京電力福島第一原発事故の除染の遅れに対する有権者の不満が要因の1つとなった」。環境省福島環境再生事務所市町村除染推進室長の松岡直之(50)は、現職敗戦の報を聞く...[記事全文

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復興への闘い 震災3年の現実(5)第1部 市町村の苦悩 「物差し」なく混乱

環境省が除染対象や手法などをまとめた「除染関係ガイドライン」。統一基準はなく、何を選択するかは市町村の裁量となっている
 環境省福島環境再生事務所は福島市のJR福島駅東口近くのビルに入っている。東京電力福島第一原発事故に伴う除染のうち、双葉郡など国直轄除染地域以外の市町村を対象とした除染の相談、指導に当たる職員は約30人いる。「国が前面に出て説明してほしい」。住民説明...[記事全文

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復興への闘い 震災3年の現実(4)第1部 市町村の苦悩 国は口蹄疫教訓に

福島市北側を流れる松川の河川敷。川の右側に運動公園がある。右奥は信夫山
 新年最初の日曜日となった5日、福島市清水地区の公園に、親子連れの笑い声が響く。信夫山の麓から西側に広がる住宅密集地。東京電力福島第一原発事故に伴う住宅除染で出た土壌などを一時保管する、地区の仮置き場の設置場所は決まっていない。  住民は積極的に候補...[記事全文

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復興への闘い 震災3年の現実(3)第1部 市町村の苦悩 除染 全て任せられ

除染で削り取った表土などは現場に穴を掘り、フレコンパックと呼ばれる袋に詰めて保管する。仮置き場が完成すれば、搬出できる=福島市渡利地区
 福島市が地区全体を対象とする除染を真っ先に始めたのは渡利地区だ。中心市街地の東にあり、東京電力福島第一原発の方角に位置する。原発事故発生後の平成23年6月、市が測定した地区内の空間放射線量は平均で毎時2.23マイクロシーベルトと市内では高かった。 ...[記事全文

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復興への闘い 震災3年の現実(2)第1部 市町村の苦悩 住民の不満選挙に

大差がついた昨年11月の福島市長選の遊説、開票作業。正面は市役所庁舎、左下は市除染推進課が入るプレハブのコラージュ
 平成25年11月17日。東日本大震災発生後初めて行われた福島市長選で、有権者が復興加速のかじ取り役に選んだのは、新人の小林香(54)だった。小林は7万2441票を獲得。4選を目指した現職の瀬戸孝則(66)に2倍以上の差をつけた。  市長選告示前、福...[記事全文

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復興への闘い 震災3年の現実(1)第1部 市町村の苦悩 矢面に立つ職員 除染、丁寧さか速さか

仕事納めの日の夕方も、市民や除染業者への電話応対に追われる福島市除染推進課。除染作業を始めて以来、変わらない光景だ=平成25年12月27日
 福島市役所西側のプレハブ庁舎に職員の声が響く。除染推進課の1人は除染に不満を持つ市民への説明、別の職員は除染業者への電話対応に追われていた。仕事納めの日の平成25年12月27日午後5時。顔には疲労感が深く刻まれていた。  東京電力福島第一原発事故か...[記事全文

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