東日本大震災

  • Check

福島交通が育てた「復興花」 ヒマワリ油バス燃料に 郡山の作業所に託す

贈呈式に臨んだ(左から)佐藤理事、支倉さん、茅原支社長、大和田さん、鈴木さん、安藤さん、和田さん

 福島交通は「復興花」として県内で育ったヒマワリの種の油を燃料に活用し路線バスを走らせる。15日、油を搾取する郡山市の共働作業所「にんじん舎」に種20キロを贈った。同社は「福島ひまわり里親プロジェクト」を展開しているNPO法人チームふくしまから昨年5月、ヒマワリの種約2万粒の寄贈を受け、本社や県内各支社、営業所などで花を咲かせ、種を採取した。

 贈呈式では福島交通の茅原稔執行役員福島支社長、貸切営業課主任の支倉文江さんがにんじん舎のサービス管理責任者和田庄司さん、利用者の鈴木美保さん、大和田崇行さん、安藤真由美さんに手渡した。チームふくしまの半田真仁理事長、佐藤博章理事らが同席した。
 福島交通は平成21年からバイオ燃料を使用した路線バス「ももりん号」を走らせている。「福島ひまわり里親プロジェクト」により、県内に咲いたヒマワリの種の油を活用するのは初めて。「にんじん舎」で油を絞った後、県内の別の作業所で他の油とともに、バイオ燃料に加工される。
 茅原支社長は「福島市の花見山が見頃になる4月ごろ、ヒマワリの種の油が燃料になって市民や観光客を運ぶ。全国の皆さんの福島への思いを乗せバスが走る」と話した。
 チームふくしまは、県内の若手経営者らで平成23年5月に発足した。「福島ひまわり里親プロジェクト」を展開し、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故後の本県に心を寄せる全国の人たちから寄せられた種を県内各地に贈り、育ててもらっている。今後、他の施設から寄せられる県内で咲いたヒマワリの種も路線バスの燃料に活用していく。

東日本大震災の最新記事

>> 一覧