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いわきの漁業者に説明 第一原発のサブドレン水海洋放出

前回までの漁業者の意見に対する回答などが示された3回目の説明会

 東京電力福島第一原発の建屋周辺の井戸「サブドレン」からくみ上げた水を浄化して海洋放出する計画について、国と東電は16日、いわき市の小名浜魚市場で市内の漁業者を対象に3回目となる説明会を開いた。国と東電は前回までに漁業者から出された意見への回答などを示した。
 漁業者約70人が出席した。国と東電は、計画の必要性や排出基準を満たした浄水試験結果のほか、サブドレンからのくみ上げの実施によって、運用開始のめどが立つ海側遮水壁の効果などを説明した。
 風評被害の対策強化や本格操業再開への努力を望む声に対しては「国を挙げて責任を持って対応していく」と返答。本格操業移行後もサブドレンくみ上げの実施に伴う消費者の買い控えなどの損害が発生した場合は適切に賠償するとした。
 説明後、漁業者からは「誰がサブドレンくみ上げの実施と因果関係がある損害と判断するのか」などの質問が出された。「一度汚染された水の放出は何度説明されても賛成できない」「精神的賠償はないのか」との声も上がった。
 終了後、東京電力福島復興本社の石崎芳行代表は「技術的な説明については一定の理解を頂いたと思う。これからも誠心誠意対応し、漁業者の判断を注視したい」と語った。今後の説明会開催については「要望があれば開催する」と答えた。

カテゴリー:福島第一原発事故

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