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第一原発サブドレン地下水 放出の是非判断時期は未定 県漁連会長

漁業復興協議会であいさつする野崎会長

 東京電力福島第一原発の汚染水対策として、原子炉建屋周辺の井戸「サブドレン」から地下水をくみ上げて浄化後、海に放出する東電の計画を原子力規制委が認可したことをめぐり、県漁連の野崎哲会長は22日、県漁連として放出の是非を判断する時期は未定であると記者団に説明した。
 いわき市で開かれた県地域漁業復興協議会後、取材に応じた野崎会長は「各組合の執行部と相談しながら(判断時期を)決めていきたい」と述べた。
 一方、相馬双葉漁協の佐藤弘行組合長は記者団に「汚染水対策の一環としては理解できるが、放出されればトラブルや風評被害が懸念される。漁業者の不安が解消されない限り承認できない。国、東電は対策をしっかり打ち出してほしい」と注文した。
 協議会には東電側の担当者が出席し、「漁業者の理解を十分に得ないうちは放出することはない」と説明した。
 協議会では、2月から予定している試験操業でマダラを新たな対象魚種に追加することを承認した。
   ◇  ◇
 県地域漁業復興協議会の席上、野崎会長は、原子力規制委の田中俊一委員長(福島市出身)の福島第一原発での労災事故をめぐる発言について「許されない」と抗議した。
 田中委員長は21日に開かれた規制委の会合で、福島第一原発の貯蔵タンクで作業員が死亡した事故に触れ、「排出濃度以下になった水を捨てずにタンクを増設する中で事故が起きた。(海洋放出に反対する)世論に迎合して人の命を亡くすのは元も子もない」などと述べた。

カテゴリー:福島第一原発事故

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