東日本大震災

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県の災害公営住宅下神白団地引き渡し

テープカットする大谷所長(左から2人目)、清水市長(同3人目)、宮本町長(同4人目)ら関係者

 県がいわき市小名浜下神白、永崎両地区に建設している災害公営住宅「下神白団地」のうち、富岡町民対象の1号棟と2号棟が完成し、27日、鍵の引き渡し式が行われた。市内に東京電力福島第一原発事故で避難する双葉郡などの住民向けの災害公営住宅が完成するのは初めて。2月1日から入居が始まる。
 引き渡し式は同団地敷地内で行われ、約40人が出席した。大谷誠二県いわき建設事務所長があいさつしたあと、清水敏男いわき市長が「生活再建への大きな一歩になることを願う」と語った。宮本皓一富岡町長が祝辞を述べ、関係者の代表6人がテープカットした。
 両棟の敷地面積は約8700平方メートル、延べ床面積は約5920平方メートルで、部屋は2LDKと3LDKの2タイプの計80戸。県内外に避難する74戸128人の入居が決まっており、残りの部屋は追加募集を行っている。6棟を建設する同団地の総事業費は約50億円で、このうち1、2号棟の建設費は約19億円。
 両棟の1階は部屋をバリアフリーにし、高齢者の入居を優先した。各棟鉄筋コンクリート造り5階建ての建設には、工場生産の壁や床を現地でつなぎ合わせる工法を採用し工期短縮を図った。また6棟共通の集会所を建設中で、大熊町民の3号棟、浪江町民の4、5号棟、双葉町民の6号棟と合わせ3月中の完成を予定している。
 2号棟の入居者を代表して鍵を受け取った遠藤一広さん(63)は「市内の仮設住宅から家族3人で移り住む。部屋が広くなり、落ち着いた生活が送れると思う」と話した。

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