東日本大震災

  • Check

楢葉町が太陽光発電事業 県内最大級、2年後に操業

 楢葉町は町内波倉に出力10メガワットの太陽光発電事業に乗り出す。県内最大級で、今秋に事業に着手し、2年後の平成29年秋の操業を目指す。松本幸英町長は「町の復興計画に基づいた事業で、復興の目玉の一つになると期待している」と話している。
 28日に町役場で開かれた町議会全員協議会で概要を示した。建設地は波倉地区内の4カ所で計約20ヘクタールの平たんな農地。土地は私有地で地権者38人の同意を得ており賃借契約を結ぶ。総事業費は約35億円で、国、県の補助金、銀行からの融資を受ける。
 東京電力福島第二原発の送電線を活用し、全量を東電に売電する。発電から20年間の固定価格買い取り制度を利用する。年平均の純利益は約3200万円を見込み、町や波倉地区の振興協力金として還元する予定。
 町は発電事業を行う特定目的会社「楢葉太陽光発電(仮称)」を6月下旬ごろ設立する。資本金は約3億円で、過半数を町の復興を目指す一般社団法人「ならはみらい」が出資する。町は、ならはみらいに対し相当額を助成するため27年度当初予算に計上する方針。
 波倉地区は町北部で福島第二原発に近い沿岸部。日照時間が長く、送電コストが抑えられるなどの利点がある。

東日本大震災の最新記事

>> 一覧