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1億4000万円で和解 小高の一部ADR申し立て者と東電

 東日本大震災による津波犠牲者の捜索などが東京電力福島第一原発事故の影響で遅れたとして、南相馬市小高区の住民でつくる遺族会が東電に慰謝料の支払いを求め、原子力損害賠償紛争解決センターに申し立てた裁判外紛争解決手続き(ADR)で、東電と一部申立者との間で和解が成立した。和解総額は約1億4000万円。
 遺族会の弁護士が30日、明らかにした。弁護士によると、捜索の遅れに伴い、慰謝料を求めた集団申し立てで和解が成立したのは浪江町の遺族会に続き2例目という。
 和解が成立したのは申立者278人のうち、235人。残る申立者についても、和解協議を進めている。
 遺族会の関係者によると、和解内容は浪江町の遺族会と同等で、遺族と犠牲者の血縁関係などに応じて、60万円から20万円が支払われるという。
 同市小高区は原発事故発生後、避難指示区域となり、住民は避難を余儀なくされた。遺族会は、肉親を捜しに行けず、大きな精神的被害を受けたとしてADRを申し立てた。
 東電福島復興本社福島広報部は、「(賠償について)今後も真摯(しんし)に取り組んでいきたい」としている。

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