東日本大震災

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海外輸出足掛かりに 猪苗代のコメなど 伊で試食会

県産食材料理に舌鼓を打つイタリアの関係者

 東日本大震災からの復興加速のため農林水産物の輸出促進を手掛ける、東北海外展開加速化協議会は、イタリアのミラノで17日(日本時間18日)、被災3県の農産物や加工品を提供する試食会を開いた。本県からは猪苗代町のコメ「いなわしろ天のつぶ」など7品目が出品され、現地の料理人らから好評だった。
 ミラノでは5月に「2015ミラノ国際博覧会(ミラノ万博)」が開幕することから、猪苗代町は今回の試食会を足掛かりに、「天のつぶ」の万博への出品やイタリアなど海外への輸出を進めたいとしている。
 試食会はイタリアのプロ向け料理雑誌の最大手「La Cucina Italiana」本社で開かれ、レストラン経営者やシェフら約60人が出席した。町は「天のつぶ」100キロを持ち込み、にぎりずしやリゾットなどに調理して提供した。現地を訪れた町農林課の小板橋敏弘主査(45)によると評判が良く、特ににぎりずしは、テーブルに並ぶとすぐになくなったという。
 猪苗代町は農産物のブランド化を進め、町内で生産している主食用米「いなわしろ天のつぶ」の国際商標登録にも取り組んでいる。
 同協議会は東北経済連合会や被災3県などで構成している。復興庁の「新しい東北」先導モデル事業の採択を受け、ミラノ万博への出展を見据えた東北の食品や食材の輸出に向けた事業を展開している。今回の試食会に向けては、昨年、郡山市でイタリア市場向けの味付けなどを考えるワークショップも開催した。

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