東日本大震災

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バスツアーで思い共有 会津で暮らす浜通りの避難者

雪の大内宿で談笑する参加者

 会津地方で暮らす浜通りの避難者によるバスツアーが16、17の両日、下郷町で行われた。参加者は1泊2日の旅を通してじっくり語り合い、避難生活の中で抱える思いを共有した。
 会津若松市社会福祉協議会の避難者支援交流事業「小法師サロン」の一環で、新年会を兼ねて初めて泊まりがけで実施した。南相馬市、浪江町、富岡町の60代、70代の男性6人、女性9人が参加した。
 会津若松市内からバスに乗り、下郷町の大内宿に到着した。雪に覆われたかやぶき屋根の民家を眺め、会津ならではの情感豊かな風景を楽しみ、談笑しながら散策した。「冬は閉じこもりがちなので、家を出られただけでゆったりできる」などの声も聞かれた。
 湯野上温泉の清水屋旅館でゆっくりお湯に漬かり、新年会を開いた。古里を離れた借り上げ住宅などで暮らす避難生活の大変さを語り合い、打ち解けた。
 交流事業は平成25年に始まり、縁日や芋煮会などの企画を2カ月に一度催し、絆を強めている。同行した市社会福祉協議会事業企画係の市川典子さん(39)は「皆さんが語り合い、『自分は一人ではない』と心強く思っていただけたようだ」と話している。

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