東日本大震災

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「震災遺産」次世代へ 震災翌日の本紙など50点

震災と原発事故のため配達できずに残されていた震災発生翌日の福島民報など貴重な震災遺産が並ぶ会場

 東京電力福島第一原発事故の避難区域などで収集した「震災遺産」が22日、南相馬市原町区の市博物館で初めて展示された。津波や原発事故の被害状況を物語る貴重な資料が並んだ。
 県立博物館や被災した浜通りの博物館による「ふくしま震災遺産保全プロジェクト実行委員会」の主催。浪江町で回収された道路標識や請戸小の案内板、配達されずに残っていた震災翌日付の福島民報、津波で流されフジツボが付着したアスファルトなど約50点が展示された。市内外から約120人が来場した。
 会場を訪れた福島市の関場光一さん(64)は「震災と原発事故当時、南相馬市に住む両親が福島市のわが家に避難した。その後、何度も南相馬を訪れたが、展示を見ると当時を思い出す」と述べた。
 県立博物館の金沢文利主任学芸員は「忘れかけていても、震災の記憶を残し、後世に伝えなければならない」と語った。
 来月15日には会津若松市の県立博物館でも一般公開し、合わせて講演会が開かれる。

震災遺産として展示された津波で折れ曲がった道路標識

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