東日本大震災

2015年3月アーカイブ

大阪の校長公募で採用 郡山の元校長 羽川さん抱負語る

大阪市の公募校長として防災教育に尽くす決意を述べる羽川さん
 郡山市の元富田小校長、羽川昌広さん(62)は大阪市教委の校長公募で採用され、4月1日に同市住吉区の東粉浜(ひがしこはま)小校長に着任する。同市では南海トラフ巨大地震などの被害を想定した防災計画策定が進んでおり、羽川さんは「東日本大震災での支援に感謝...[記事全文

福島をつくる(37) 第3部 DCで魅力発信 喜多方地方の酒蔵巡り 飲み比べ まちを散策

 「ふくしまデスティネーションキャンペーン(DC)」の喜多方推進委員会で体験部会長を務める五十嵐健展(43)=五十嵐印刷社長=は「DCを機に『また来てもらえる喜多方』を実現する」と準備に余念がない。喜多方市のほまれ酒造に併設した観光土産販売施設で委員...[記事全文

カテゴリー:福島をつくる-未来への挑戦

今を生きる 風評から会津守る 地元産大豆の納豆復活 みそ・豆腐用しか手に入らず 工夫重ね商品化

会津産大豆を手に納豆作りに意欲を燃やす西村さん
■若松の元祖白糸本舗社長 西村文享さん 57  会津の食材のうまさを伝えたい-。会津若松市滝沢町の元祖白糸本舗は4月1日、東京電力福島第一原発事故発生以来、中断していた会津産大豆を使った納豆作りを再開する。風評を気にして県外産で生産を続けてきたが、社...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

"さすけねぇ"避難所運営を 防災教材を作成 福大未来支援センター 報告会で意見交換

震災時に避難所で起きた事例への対応を考える参加者
 福島大うつくしまふくしま未来支援センターは東日本大震災と東京電力福島第一原発事故を教訓に避難所運営を考える防災教育教材「さすけなぶる」を作った。25日、福島市の同大で完成報告会を開き、学生らが教材を使い、震災時の避難所で実際に起きた事例にどのように...[記事全文

福島をつくる(36) 第3部 DCで魅力発信 湯の華会(いわき湯本温泉)

企画を話し合うおかみら=いわき市、いわき湯本温泉
〈おかみの感性で演出〉  日本三古泉として知られる全国有数の名湯・いわき湯本温泉。旅館の女性が知恵を絞る。「縁結び効果がある神社」、「映画『超高速!参勤交代』が生まれた街」...。  おかみらでつくる「湯の華会」は2月10日、初めて「作戦会議」を開い...[記事全文

カテゴリー:福島をつくる-未来への挑戦

魅力的なまち考える 広野で双葉郡子供未来会議 中高生ら議論、発表

アイデアを発表する参加者
 「双葉郡子供未来会議」は28日、広野町公民館で開かれ、架空の町を想定した魅力的なまちづくりを話し合った。  中学3年生の卒業を祝って開催され、郡内の中・高校生と、福島大の学生合わせて20人が参加した。生徒は3班に分かれ、中学3年生が30歳になる15...[記事全文

福島をつくる(35) 第3部 DCで魅力発信 県北4温泉地若旦那企画 (飯坂、高湯、土湯、岳)

土湯温泉の山水荘で観光客を迎える渡辺(左)
〈力合わせ新しい試み〉  「やってやろう」。メールや交流サイトに意気込みが書き込まれる。福島市の飯坂、高湯、土湯と二本松市の岳。温泉地で旅館業に携わる若手男性が地域を売り込むため、連絡を取り合う。4月1日に始まる「ふくしまデスティネーションキャンペー...[記事全文

カテゴリー:福島をつくる-未来への挑戦

双葉でも搬入開始 中間貯蔵

仮置き場から一時保管場に搬入される除染廃棄物の入ったフレコンバッグ=25日午後2時10分ごろ、双葉町
 東京電力福島第一原発事故に伴う除染廃棄物を保管する中間貯蔵施設をめぐり、環境省は25日、双葉町の仮置き場から施設内にある一時保管場への搬入を開始した。初日は約12トンを運び込んだ。  同省は搬入の様子を報道陣に公開した。午後零時45分から町東部の新...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

放射線気にせず遊んで 福島・南矢野目にインドアパーク 29日にオープン

さまざまなインドアスポーツが楽しめる「CHANNEL SQUARE福島インドアパーク」
 子どもたちが元気いっぱい遊べるインドアスポーツ設備とカフェ、音楽ライブスペースなどを併設した福島市南矢野目の複合施設「CHANNEL SQUARE福島インドアパーク」のオープニング式典は26日、現地で行われた。  同施設は、震災と原発事故で運動が不...[記事全文

福島をつくる(34) 第3部 DCで魅力発信 飯坂温泉花ももの里(福島)

山桃の花の状態を確かめる畠。4月になれば多種多様な花モモが咲き乱れる
<住民手入れ 40種公開>  福島市飯坂町の温泉街を望む山の中腹に、山桃(ノモモ)の白い花が咲き始めた。舘ノ山地区にある「飯坂温泉花ももの里」。住民手作りの公園内で山桃は真っ先に春の訪れを告げる。かわいらしい花びらが風に揺れる。  国内外の40品種、...[記事全文

カテゴリー:福島をつくる-未来への挑戦

【被ばく法定上限】作業員、線量超過相次ぐ 170人超 従事できず 第一原発 人材安定確保 急務

 東京電力福島第一原発の廃炉作業で、被ばく線量が法定上限の「5年間で100ミリシーベルト」を超え、現場で働けなくなった作業員は今年1月末現在で174人となった。同原発の登録作業員は1万4000人程度だが、50~100ミリシーベルト被ばくしたのは208...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

笑顔 サンさん 元気 いわきの2小学校 サントリーが「プロジェクト」

南さん(左)と白井さん(左から2人目)の歌と踊りで体を動かす参加者
 サントリーグループの東日本大震災復興支援活動「サントリー東北サンさんプロジェクト 参加型イベント うたっておどってみんなでピース」は24日、いわき市の中央台東小で開かれ、参加者が歌や踊りを楽しんだ。 ■白井貴子さんら児童と歌い踊る  流石組、ウイン...[記事全文

福島をつくる(33) 第3部 DCで魅力発信 風呂山公園の山ツツジ(塙)

山ツツジの植樹作業に汗を流すボランティア=1日
〈古里の希望 咲かせる〉  塙町は風呂山公園の山ツツジを守り続けるため、平成18年に1口100円の「つつじ募金」を創設した。募金の第1号は協業組合福島県南環境衛生センター理事長の本多昌雄(75)だった。  本多にとって風呂山公園は子どものころから身近...[記事全文

カテゴリー:福島をつくる-未来への挑戦

楢葉の長期宿泊「4月早々から」 政府示す

 政府は23日、東京電力福島第一原発事故で、ほぼ全域が避難指示解除準備区域に指定されている楢葉町に対し、避難指示解除に向けて3カ月間の長期滞在を認める「準備宿泊」を4月早々から実施する考えを伝えた。今後、開始日を町と協議し決定する。同町で準備宿泊が実...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

福島をつくる(32) 第3部 DCで魅力発信 風呂山公園(塙)

ふくしまDCを前に、山ツツジの状態を確かめる天沼(右)と本多
<山ツツジ4000本再生 町の誇り 受け継ぐ>  「風呂山公園」は塙町の中心部を見下ろす小高い里山にある。4月下旬、一帯は鮮やかな朱色に染まる。約4000本の山ツツジが燃えるように咲き、来訪者は心を奪われる。  町は4月からの大型観光企画「ふくしまデ...[記事全文

カテゴリー:福島をつくる-未来への挑戦

スポーツの力で復興 北京五輪バド代表 潮田さんら子ども指導

子どもたちにスポーツの楽しさを伝える潮田さん(中央)
 元気なカラダづくり復興支援活動「すこやカラダ大作戦inふくしま」は22日、会津美里町の高田体育館で開かれた。北京五輪バドミントン日本女子代表の潮田玲子さん、フリースタイルフットボーラーの徳田耕太郎さん、トランポリン選手の外村哲也さんがプロの技を披露...[記事全文

【県グループ補助金 交付企業】2割580社 事業再開遅れ 資材高や作業員不足要因

 東日本大震災、東京電力福島第一原発事故で被災した中小企業や商店の施設復旧などを支援する県のグループ補助金制度で、交付決定を受けた後、1~3年が過ぎても再開できずにいる事業者が2月末現在、全体の約2割に相当する約580社に上る見通しとなっている。資材...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

なみえ請戸川リバーライン桜まつり 4月18日本宮で復活

夜桜の中、請戸川リバーラインで打ち上げられる花火=平成22年4月10日
 浪江町の桜の名所、請戸川リバーラインで東日本大震災前まで開かれていた「なみえ請戸川リバーライン桜まつり」が4月18日、本宮市で開かれる「しらさわ桜まつり」で復活する。メーンイベントの「夜ざくら花火」では、桜並木の中、約5000発が夜空に打ち上げられ...[記事全文

【国際研究産業都市】再生エネで独自構想 県と市町村 10項目、国の対応注視

 浜通りの復興に向けて新産業創出などを目指す福島・国際研究産業都市(イノベーション・コースト)構想で、県と関係市町村は20日、風力発電拠点形成などエネルギー関連産業に関する10項目のプロジェクト案を自主的に固めた。正式決定後、国に要望する。固定価格買...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

アメフト王者の「富士通フロンティアーズ」 大熊の小学生に"優勝報告"

日本一のトロフィーを掲げて喜ぶ大熊町の児童と、見守る富士通フロンティアーズの選手
■昨夏に交流 再会し笑顔 若松  アメリカンフットボールで初の日本一に輝いた「富士通フロンティアーズ」は20日、東京電力福島第一原発事故の影響で会津若松市に避難している大熊町の児童たちに勝利を報告した。頑張れば夢はかなうことを伝え、復興に向けてエール...[記事全文

美里町キャラクター「あいづじげん」主人公 パソコンゲーム完成

ゲームを完成させた長谷川さん(右)らスタッフ
 会津美里町のキャラクターの商品開発・販売を展開する「あいづじげんの館」は町のキャラクター「あいづじげん」を主人公にしたパソコンゲームを開発した。東日本大震災と東京電力福島第一原発事故からの復興を願い、町内の史跡名所を舞台に東北各地の妖怪と戦うアクシ...[記事全文

「原発事故起因の事業は全額国費」 28年度以降の復興事業で復興相

 竹下亘復興相は18日の参院予算委員会で、国の集中復興期間(平成23~27年度)が終了した平成28年度以降の復興事業について、東京電力福島第一原発事故が原因となって実施する事業は全額国費で対応する方針を明らかにした。  竹下氏は、今月13日に都内で...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

仏から被災地へメッセージ 福大に激励のカード500枚 福島市出身 マルセイユ在住 安田さん届ける

三浦副学長(左)にフランスからのメッセージカードを届けた安田さん(中央)。右はデルストルさん
 福島市出身でフランス・マルセイユ在住の安田共(とも)さん(48)は18日、福島市の福島大を訪れ、昨年10月にマルセイユで開かれた秋祭りで、フランスの人たちが東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の被災地に向けて書いたメッセージカード約500枚を届け...[記事全文

過酷な避難状況語る 楢葉の介護施設長 高木氏ら講演 仙台で国連防災会議フォーラム

介護施設の過酷な避難状況などを語った高木氏(左)
 仙台市で開催中の第3回国連防災世界会議のパブリック・フォーラム「原発事故から4年~福島の学びと地域づくりへの道 地元NPOの視点から」は17日、同市のTKPガーデンシティ仙台で開かれた。有識者やNPO法人の代表らが東京電力福島第一原発事故に伴う過酷...[記事全文

相馬 南ノ入地区災害市営住宅 恒久住宅が完成 戸建て28、土地分譲15区画

テープカットする立谷市長(右から3人目)と鈴木さん(右端)ら
 相馬市が建設した南ノ入地区災害市営住宅の竣工(しゅんこう)式は16日、尾浜地区の現地で行われた。  防災集団移転促進事業に伴い市が被災者の移転先として整備している住宅団地9カ所のうちの1つ。約3・7ヘクタールに平屋建ての戸建て16戸、2階建て12戸...[記事全文

【連載・動きだした中間貯蔵施設】(下)「30年以内」守れるのか 

30年以内の県外最終処分が明記された改正法。県民は進捗(しんちょく)を継続的に注視する必要がある
 「仮置き場から中間貯蔵施設への除染廃棄物の搬出時期を早期に示してほしい」。川俣町の古川道郎町長は環境省に求め続けている。  同省は当初、「仮置き場に廃棄物を置くのは3年間程度」と町に説明していた。これを受け、町は町民から3年間を目安に仮置き場の用地...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

「農の支え」再建へ 鹿島 2神社で地鎮祭

社殿再建へ向け安全を祈る関係者=山田神社
 東日本大震災の津波で被災した南相馬市鹿島区の2つの神社の地鎮祭が16日行われ、再建に向け動きだした。八沢浦干拓事業を主導した事業家山田貞策を祭る山田神社と、南右田に用水路を引いて開拓した荒至重(むねしげ)を祭る南右田神社で、農の心を伝える2つの神社...[記事全文

【連載・動きだした中間貯蔵施設】(中)安全、透明性求められる

除染廃棄物の入ったフレコンバッグを積み一時保管場に到着したトラック=13日午後、大熊町
 大熊町の南平仮置き場では14日も、除染廃棄物が初めて搬出された前日に続きトラックへの積み込み作業が行われた。この日は10トントラック2台を使い、計36立方メートルの廃棄物を同町の中間貯蔵施設に設けられた一時保管場に運び出した。  環境省の西村政洋放...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

菜の花に願う農業再生 大熊 大川原地区で種まき 癒やし効果も期待

農業再生の願いを込め、菜の花の種をまく関係者ら
 大熊町の農業関係者が13日、東京電力福島第一原発事故に伴い居住制限区域となっている同町大川原の農地で菜の花の種まきを行った。植物への放射性物質移行の状況を調べて営農再開のきっかけにするほか、一時帰宅する町民の癒やしとなればとの思いも込められている。...[記事全文

大玉村産米の日本酒「田植おどり」5年ぶり販売

5年ぶりに販売を再開する大玉村の地酒「田植おどり」
 大玉村の酒販店でつくる村酒小売方部会は、村産コシヒカリで醸造した日本酒「田植おどり」を約5年ぶりに製造し、16日から販売を開始する。15日に村農村環境改善センターで開かれる「大玉村復興の集い」で関係者にお披露目し、東日本大震災と東京電力福島第一原発...[記事全文

【連載・動きだした中間貯蔵施設】(上)地権者交渉進まず課題も

仮置き場から一時保管場に搬入されるフレコンバッグに入った除染廃棄物=13日午後3時ごろ、大熊町
 「中間貯蔵施設への廃棄物搬入が順調に進めば、除染が加速し、本県復興を後押しする」。県幹部は期待を寄せる。除染作業を滞らせる大きな要因となっている仮置き場不足が解消されるとみられるためだ。  県内では662カ所の仮置き場だけでは足りず、学校や住宅の軒...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

復興願い福祉車両贈る 獲得賞金から捻出 ジャパンゴルフツアー選手会 県内10市町村社協に

社会福祉協議会の関係者と握手を交わす池田会長(左)
 国内の男子プロゴルフ選手でつくるジャパンゴルフツアー選手会は12日、福祉車両10台を県内10市町村の社会福祉協議会に1台ずつ寄贈し、贈呈式を福島市の県社会福祉協議会で行った。  選手会は平成24年度から復興支援活動として、前年度のツアー獲得賞金額の...[記事全文

支援相談員倍増400人に 県が対策

 県は避難生活の長期化に伴う自殺や震災(原発事故)関連死を防ぐため、県内の仮設住宅や借り上げ住宅での見守り活動などを担う「生活支援相談員」を現在の約200人から400人に倍増する。  県外避難者向けとしては、生活再建の相談などを受ける「復興支援員」を...[記事全文

カテゴリー:原発事故関連死

【3.11から4年】「社会基盤」財政支援の継続を 「集中復興期間」来年度終了 復興の停滞懸念

 政府は東日本大震災発生から10年間を復興期間とし、このうち平成27年度末までの5年間を集中復興期間として被災した県や市町村を財政面で特例的な支援をしている。集中復興期間後の予算の枠組みが不透明な中、東京電力福島第一原発事故による影響が色濃く残る本県...[記事全文

カテゴリー:震災から4年

【3.11から4年】「社会基盤」財政支援の継続を 公共工事の労務単価 被災3県で最低水準

 国土交通省は2月1日、公共工事の予定価格算出に用いる建設作業員の1日当たりの基準賃金「公共工事設計労務単価」について、本県の全職種平均で8・9%(昨年2月比)引き上げ、1万7625円に改定した。前年からの伸び率は全国で最も高くなったが、震災で被災し...[記事全文

カテゴリー:震災から4年

【3.11から4年】放射線量横ばい 2月10日から3月9日

 県が発表している2月10日から今月9日までの県内10カ所の放射線量測定値の推移は【表】の通り。  各地点の放射線量はほぼ横ばいで推移している。県や文部科学省などは県内各地の詳細な測定値をホームページで公表している。...[記事全文

カテゴリー:震災から4年

【3.11から4年】識者の目 福島大行政政策学類教授 今井照さん 自由度高い基金必要

 震災、原発事故から4年が過ぎ、社会基盤や復興拠点の整備が進む一方、今なお12万人近くの県民が避難生活を続ける。原子力災害の対応に不可欠な行政の長期的な視点、復興予算の確保などについて、自治体政策が専門の福島大行政政策学類の今井照教授に聞いた。   ...[記事全文

カテゴリー:震災から4年

ドキュメント(2015年2月11日~3月10日)

■2月12日  ・東日本大震災と東京電力福島第一原発事故に伴い避難している県民(自主避難も含む)は11万8862人で、12万人を割った。県が発表した ■14日  ・環境省による住宅除染が終了した川俣町山木屋地区にある宅地内の空間放射線量(高さ1メート...[記事全文

カテゴリー:震災から4年

【3.11から4年】「社会基盤」県土再生整備着々 防潮堤復旧工事進む 住民帰還へ安全確保急務

防潮堤の建設が進む南相馬市原町区渋佐・萱浜地区海岸
 震災の津波によって本県の沿岸部の防潮堤72キロ(帰還困難区域を除く)のうち、94%に上る68キロが被災した。国の公共土木施設災害査定を受けた86地区のうち、2月28日現在、復旧工事の着手率は87・2%、完了率は7%となっている。  昨年同期時点は8...[記事全文

カテゴリー:震災から4年

【3.11から4年】復興クローズアップ 県産米「天のつぶ」 食味ランク「A」に

食味ランキングで評価が「A」に上がった「天のつぶ」。知名度アップのため積極的な販売促進活動が展開されている=昨年12月、都内
 日本穀物検定協会が発表した平成26年産米の食味ランキングで、県オリジナル品種「天のつぶ」は、25年産の「Aダッシュ」から1ランク上がって「A」となり、最上級の「特A」ランクに次ぐ評価を受けた。  県は知名度向上のため、人気グループ「TOKIO」のメ...[記事全文

カテゴリー:震災から4年

【3.11から4年】「再生可能エネルギー」発電の拠点実証進む 楢葉沖「浮体式洋上風力」 世界最大規模に 年度内、新たに2基設置

楢葉町の沖合に新設された浮体式洋上風力発電所
 楢葉町沖合18キロに巨大な風車がそびえる。丸紅、東京大、三菱重工などでつくる「福島洋上風力コンソーシアム」は、経済産業省からの委託で福島復興・浮体式洋上ウィンドファーム実証研究事業に取り組んでいる。東京電力福島第一原発事故を受け、再生可能エネルギー...[記事全文

カテゴリー:震災から4年

【3.11から4年】「再生可能エネルギー」発電の拠点実証進む 産総研(郡山)開所から1年 技術開発本格化

研究活動を本格化させている産総研福島再生可能エネルギー研究所
 郡山市の産業技術総合研究所(産総研)福島再生可能エネルギー研究所は、昨年4月の開所から4月で1年が経過する。再生可能エネルギーを普及させるための研究活動を本格化させ、震災からの本県復興を後押ししている。  主な研究テーマは、再生可能エネルギーネット...[記事全文

カテゴリー:震災から4年

【3.11から4年】「再生可能エネルギー」再生エネ普及正念場 県の再生エネ導入目標 52年度までに100%

 県は再生可能エネルギー推進ビジョンで、県内で使われるエネルギー量に対する再生可能エネルギーの割合を平成52(2040)年度までに100%まで引き上げる目標を掲げている。  県内の再生エネ導入実績は26年11月末時点で664メガワットで、県が「再生可...[記事全文

カテゴリー:震災から4年

【3.11から4年】「再生可能エネルギー」スマートシティ会津若松 先進技術駆使 快適な生活へ 取り組み着々

災害時は非常電源に-会津若松市役所本庁舎内にある電気自動車の充・給電設備
 震災と原発事故発生後、環境に配慮したエネルギーや災害に強いまちづくりに関心が高まっている。会津若松市は情報通信技術(ICT)などを活用し、住みよい暮らしを実現する構想「スマートシティ会津若松」を打ち出した。電力の地産地消や省エネルギーなど、現地の先...[記事全文

カテゴリー:震災から4年

心に 刻み続ける

福島市で行われた県主催のキャンドルナイト。復興への思いを込めた光が中心街を彩った
 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故から11日で4年となった。津波で多くの犠牲者を出した沿岸部では復興工事が進むなど、福島再生に向け、希望の光が差し込んでいる。  しかし、愛する人を失った悲しみが癒えることはない。午後2時46分。あの日の記憶を胸...[記事全文

高校生農業の魅力発信 情報誌「ふくしま食べる通信」4月創刊

本県の食材が振る舞われた会場
■旬の食材と共に 県外へ郵送販売  県内の高校生が中心となり、福島の農業の情報誌と旬の食材をセットにし、首都圏などの県外へ郵送販売する企画が動きだした。「高校生が伝えるふくしま食べる通信」と題し、4月下旬に創刊する。  取り組むのは南相馬市の一般社団...[記事全文

最後まで避難促す 憧れの警官、職務を全う

■富岡町小浜 佐藤雄太さん(24)  <ぼくはおおきくなったらおまわりさんになりたいです>  平成23年3月11日の東日本大震災で、双葉署のパトカーで住民の避難誘導中に津波に襲われた佐藤雄太さん=当時(24)、二階級特進で警部補=は6歳の誕生日に志を...[記事全文

カテゴリー:あなたを忘れない

常に笑顔絶やさず 家族や友人 気に掛ける

■いわき市平薄磯 鈴木弘子さん(50)  いわき市平薄磯の鈴木弘子さん=当時(50)=は地元の食品製造会社の事務係として一生懸命に働いていた。朝早くに出勤し、夜遅くに帰宅した。職場や家庭で笑顔を絶やさず、いつも家族や友人を気に掛けていた。震災の津波に...[記事全文

カテゴリー:あなたを忘れない

「いつも一緒」 子煩悩、世話好きの夫婦

■南相馬市小高区井田川 佐藤朋信さん(87) トメヲさん(88)  南相馬市小高区井田川の佐藤朋信さん=当時(87)=とトメヲさん=当時(88)=は、いつも掛け合い漫才をしているような仲の良い夫婦だった。東日本大震災の津波で亡くなった。「今頃天国で楽...[記事全文

カテゴリー:あなたを忘れない

信念曲げない頑固者 「けんかするほど仲良し」

■南相馬市小高区井田川 佐々木真太郎さん(83) マサ子さん(78)  南相馬市小高区井田川の佐々木真太郎さん=当時(83)=と妻のマサ子さん=当時(78)=は震災の津波で亡くなった。一緒に暮らしていた孫の嘉一(よしかず)さん(29)は「祖父母は自分...[記事全文

カテゴリー:あなたを忘れない

本社県民世論調査 内堀知事支持71.3% 最多理由は震災復興対策

 福島民報社と福島テレビが共同で実施した県民世論調査(第9回)では、昨年11月に就任した内堀雅雄知事に対する県民の支持動向を初めて調査した。「支持する」と答えたのは71.3%を占め、「支持しない」の8.0%を大きく上回った。  男女別で「支持する」は...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

検査担い手足りない 原発事故に伴う子どもの甲状腺検査 専門外の試験に壁

医師らを対象にした甲状腺超音波検査の実技研修。県医師会などは27年度から研修回数を増やす
 東京電力福島第一原発事故に伴う甲状腺検査で、検査を担う医師らが不足している。県内7地域のうち、県南、南会津、相双で1次検査ができる医療機関はゼロ。県医師会などは、身近に検査を受けられる医療機関を増やすため、研修と認定試験を行っているが、開業医らにと...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

【3.11から4年】「県民健康調査」健康守る取り組み続く 甲状腺検査2巡目

 「県民健康調査」は東京電力福島第一原発事故に伴う県民の放射線被ばく線量の評価と健康維持を目的に続けられているが、事故後4カ月の外部被ばくを推計する「基本調査」の回答率が頭打ち状態となっている。子どもの健康を守る目的で始まった甲状腺検査は内部被ばく線...[記事全文

カテゴリー:震災から4年

【3.11から4年】「県民健康調査」医療拠点整備進む ふくしま国際医療科学センター

建設工事が進むふくしま国際医療科学センターD棟
 原発事故からの復興に向けた先端医療、県民健康調査、放射線医学の研究・開発を進める福島医大の「ふくしま国際医療科学センター」の整備が約1年後の開所に向けて福島市の同大で順調に進んでいる。現在は土台の基礎工事に着手、年内には全4棟の施設が姿を見せる予定...[記事全文

カテゴリー:震災から4年

【3.11から4年】「県民健康調査」医療拠点整備進む 県医療機器開発・安全性評価センター

県医療機器開発・安全性評価センターの外観図
 郡山市富田町に平成28年度に開所する「県医療機器開発・安全性評価センター(仮称)」の本体建設工事は4月に始まる。  医療機器の開発から事業化までを一体的に支援する施設で、国内初となる公的な大型動物飼育実験設備を備える。  海外の規制にも対応した医療...[記事全文

カテゴリー:震災から4年

【3.11から4年】「県民健康調査」 県内の新生児異常発生率 全国と変わらず

 県の「県民健康調査」で、平成23~25年度までの3年間で県内の新生児に先天奇形・異常が出た割合は一般的な発生率と差がなかった。一般的発生率は3~5%とされるが、県内は2%台だった。  妊娠12週から生後一カ月までに心臓奇形や脊椎の異常、ダウン症など...[記事全文

カテゴリー:震災から4年

【3.11から4年】屋内遊び場続々と

ペップキッズこおりやまで元気に遊ぶ子どもたち
 原発事故が起きた平成23年の秋以降、郡山市の「ペップキッズこおりやま」をトップに県内で屋内遊び場が次々とオープンした。  県によると、県の屋内遊び場確保事業を活用して整備された遊び場は58カ所、各団体が独自に設置・運営している遊び場は把握しているだ...[記事全文

カテゴリー:震災から4年

【3.11から4年】流通の食品は検査済み「安全性を保証」 県の担当者

 原発事故発生後、県民の食に対する健康不安が増している。本県産食材の検査体制と安全性などについて県農産物流通課の担当者に聞いた。  -スーパーなどで販売される食品は安全か。  「流通している食品は放射性物質検査で安全性が保証されている。健康への悪影響...[記事全文

カテゴリー:震災から4年

【3.11から4年】子どもの体力低下防げ 屋外活動制限影響か 肥満傾向も問題に

 県内では、原発事故に伴う屋外活動の制限などが影響したとみられる子どもの運動能力低下や肥満傾向が問題になっている。  文部科学省が小学5年生と中学2年生を対象にした「平成26年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査」(全国体力テスト)の結果では、本県は...[記事全文

カテゴリー:震災から4年

【3.11から4年】「教育」広がる放射線教育 テーマごと「ミニ研究」 専門知識・技術を習得 福島高専

空間線量を計測する生徒
 いわき市の福島高専は廃炉や放射線関連の専門知識・技術を身に付けた人材の育成に力を入れている。他大学との連携事業や社会人向け講座など、取り組みは多岐に渡る。  このうち2年生がテーマごとに研究活動を行う必修授業「ミニ研究」は、コミュニケーション情報学...[記事全文

カテゴリー:震災から4年

【3.11から4年】「教育」広がる放射線教育 実験など通し考える力養う 専門家招きセミナーも 郡山市教委

放射線について理解を深めるた めに富田中で行っている授業
 郡山市教委は小学1年から中学3年までの9年間、児童生徒に放射線の基礎知識や健康への影響について教えている。県教委の放射線教育推進支援事業の指定を受けている富田中は生徒が実験などを通じて自ら考え判断できる教育を目指している。  同校は各学年で年間数時...[記事全文

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【3.11から4年】「教育」広がる放射線教育 教員向けに指導資料 各市町村、取り組み進む

 県は子どもたちに放射線についての正しい知識と判断力を身に付けてもらおうと毎年、大学教授らの協力を受けて教員向けの指導資料を作成している。平成25年度からは放射線教育の実践協力校を選び、各校が実施した事例を資料に取り入れている。26年度は協力校を4校...[記事全文

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【3.11から4年】「教育」本県担う人材育成

「地中斫利用」の研究開発を行う(右から) 柿崎教授、小熊特任教授、船引主任研究員
■福島医大 放射線医学の拠点整備  福島医大は震災と原発事故発生後、ふくしま国際医療科学センター整備やビジョン策定、講座開設など復興に向けた取り組みを加速させている。  センターは先端医療、県民健康調査、放射線医学の研究・開発を進める拠点施設。平成2...[記事全文

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【3.11から4年】「教育」ロボット産業 復興の原動力に 研究開発拠点 小高に来月開設

災害時に高齢者を避難誘導するロボットの試作品
 浜通りにロボット産業を集積させ、復興の原動力とする取り組みが動きだしている。  4月には菊池製作所(本社・東京)が南相馬市小高区でロボット研究開発拠点「産学官連携研究センター」を開設する。一柳健副社長は「世界最先端の製品を開発し、産業化させたい」と...[記事全文

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【3.11から4年】「農林漁業」信頼獲得へ安全性発信 風評払拭努力続く

自慢の大葉を手に取る古川さん
■郡山・古川園芸 古川清幸社長  「正しい情報発信で、新鮮な大葉を消費者に届けたい」。郡山市の古川園芸の古川清幸社長(61)はハウスの中で青々とした葉をつける大葉を眺めた。  もともとコメ農家だったが、10年程前に大葉を始め経営を複合化した。日本食...[記事全文

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【3.11から4年】「農林漁業」 魚介類 事故後初1%切る

 海産魚介類の放射性物質検査で、食品衛生法の基準値を超えた割合が平成26年は平均0・9%で、原発事故発生後初めて1%を切った。検査を始めた23年は約4割が基準値を超えていた。  県は基準値を超えた海産魚介類の流通防止と消費者不安の解消を目的に、事故発...[記事全文

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【3.11から4年】「農林漁業」放射性物質 基準値超は激減 26年産新米初の超過ゼロ

■生産者 苦しみ今も  東京電力福島第一原発事故に伴い県内に拡散した放射性物質は今も本県の農林漁業を苦しめている。農作物、海産物ともに食品衛生法上の基準値一キロ当たり100ベクレルを超えるケースは激減しているが、市場には風評が根強く残る。キノコ栽培...[記事全文

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【3.11から4年】「農林漁業」シイタケ原木 復活へ全量検査

 震災と原発事故発生前は県外出荷量日本一だったシイタケ栽培用の県産原木。産地復活に向け、県は今秋、細かく砕かなくても放射性物質を計測できる非破壊式検査機器を導入し、原木の全量放射性物質検査に乗り出す。出荷前の全量検査はコメ、あんぽ柿に続く措置で、まず...[記事全文

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【3.11から4年】「農林漁業」なだかご漁再開 「大きな一歩」

試験操業に真摯に取り組み風評を拭おう と、かごの手入れに精を出す新妻さん
■試験操業 久之浜の船主新妻和夫さん  現在、58魚種を対象に本県沖で行われている試験操業。いわき市では昨年12月、沿岸の浅瀬にかごを仕掛けてマダコやミズダコを漁獲する「なだかご漁」が再開した。  同市漁協久之浜支所所属「第12末吉丸」船主の新妻和...[記事全文

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【3.11から4年】「農林漁業」野生キノコ、出荷に高いハードル 1年目クリア3町村

 原発事故に伴い県内55市町村で出荷制限が続いている野生キノコの制限解除に向けた道のりは険しい。  政府は放射性物質検査を3年続けて合格した品目に限り制限を解除する方針だが、昨秋、1年目の検査をクリアしたのは会津地方の3町村にとどまった。  野生キノ...[記事全文

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【3.11から4年】「農林漁業」野生キノコ 安全性証明する

マツタケの検査手法や結果を確認する菊地さん
■北塩原村農業専門員 菊地裕雄さん  「マツタケの出荷制限解除のハードルは高いが、安全性を証明するため諦めるわけにはいかない」。北塩原村の農業専門員を務める菊地裕雄さん(66)は力を込める。  政府は原発事故に伴うマツタケを含む野生キノコの出荷制限...[記事全文

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【3.11から4年】「原発事故関連死」 自治体見守り強化 健康、生活悩み聞く 浪江 県外に支援員を配置 南相馬 「3日間ルール」設定

仮設住宅の入居者(右)を訪問する南相馬市の生活支援相談員
 東京電力福島第一原発事故に伴う避難区域を抱える市町村などは、仮設住宅の見守り活動を展開し、住民の健康管理に全力を挙げている。  浪江町民は1月末現在、約1万4600人が県内、約6400人が県外で避難生活を送っている。  町社会福祉協議会は仮設住宅や...[記事全文

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【3.11から4年】「原発事故関連死」 本県避難者11万9043人 線量低下影響か、減少続く

 東日本大震災と原発事故に伴い避難している県民(自主避難も含む)は、2月時点で11万9043人。県内避難者数は7万1774人(2月27日現在)、県外避難者数は4万7219人(2月12日現在)、避難先不明者50人となっている。  避難者数が最も多かった...[記事全文

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【3.11から4年】「原発事故関連死」 町外コミュニティー構想 5町村が計画 富岡、大熊、双葉、浪江、飯舘

 原発事故に伴う長期避難者のための「町外(町内)コミュニティー(仮の町)」構想は富岡、大熊、双葉、浪江、飯舘の五町村が計画している。住民同士の絆を維持するためだ。  このうち、富岡町は、町内の低線量地区のほか、郡山、いわき両市、三春町、大玉村の五カ所...[記事全文

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【3.11から4年】「原発事故関連死」 10市町村に設定 都路と川内の一部は解除 避難区域

 原発事故に伴う避難区域は平成26年に田村市都路地区、川内村の一部で避難指示が解除され、現在、十市町村に設定されている。  避難区域の現状は【地図】の通り。田村市都路地区の避難指示解除準備区域は26年4月1日、川内村の同区域は10月1日にそれぞれ避難...[記事全文

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養蜂業を来月開始 須賀川ふるさと創生倶楽部 地元の自然、復興発信

巣箱を置く場所について検討する本間会長(前列右)と鈴木さん(左隣)
 須賀川地方の特産品開発や地域おこしを続けている須賀川ふるさと創生倶楽部合同会社(渡辺達雄代表社員)は、地元の自然と東京電力福島第一原発事故からの再起を全国に発信しようと、4月に須賀川市内で養蜂業を開始する。親交のある東京のNPO「銀座ミツバチプロジ...[記事全文

【3.11から4年】除染作業員不足 解決の見通し立たず

 福島県内では、浜通りの復旧工事や復興事業の本格化に伴い、除染を担う作業員不足に陥っている。国内では2020年の東京五輪に向けて、施設建設が相次ぐ見通しで、今後も除染作業に人を割ける見通しは立たない。 ■南相馬市が国に手当支給要求  一方、南相馬市な...[記事全文

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【3.11から4年】「除染」森林線量低下 復興の鍵

川内村の山林で行われている林野庁の実証事業。山肌に砕いた木材を敷き、放射線量の低減効果を調べる
 東京電力福島第一原発事故によって拡散した放射性物質を取り除く除染は、本県の復興に欠かせない。避難区域外の住宅や道路などの除染が進む中、森林の除染が大きな課題として浮上してきた。国は具体的な方針を示さない。放射性物質に汚染された森林環境の回復と林業再...[記事全文

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【3.11から4年】「除染」住宅除染進捗47% 県内市町村1月末現在 公共施設は77%

福島市内で進められている除染作業=平成26年10月
 原発事故に伴い、国の財源で実施する市町村除染の1月末時点の全体計画に対する住宅除染の進捗(しんちょく)率は47・5%となっている。    住宅除染の全体計画では29万9641戸分を発注。17万7717戸で実施している。全体計画に対する公共施設の進捗...[記事全文

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【3.11から4年】除染目標の転換で混乱「空間線量からの推計値」「個人線量計の実測値」住民と国 考えに隔たり

 政府は平成23年夏、除染の長期的な目標として「年間1ミリシーベルト以下」と定めた。具体的な期限は設けない将来的な目標だったが、県内では「1ミリシーベルト以下にならないと安心できない」という意識が浸透している。    一方で、政府は、年間20ミリシー...[記事全文

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【3.11から4年】「中間貯蔵施設」 疑念拭えぬ地権者

中間貯蔵施設建設に伴う用地補償などの概要が示された地権者説明会=昨年9月、いわき市勿来市民会館
 中間貯蔵施設の建設予定地の地権者には、30年以内に県外最終処分するという環境省の方針に疑念を拭えない人も多い。昨年、12回にわたり開かれた地権者への説明会では補償額への不満などが噴出した。施設整備に向けては、地権者の理解が欠かせない状況となっている...[記事全文

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【3.11から4年】「中間貯蔵施設」 仮置き場 搬入遅れで設置延長 いわき市など交渉進める

 環境省は当初、除染廃棄物の仮置き場を整備した市町村に対し、中間貯蔵施設への運び出しを終える時期について「仮置き場設置から3年間」と説明していた。ただ平成27年1月としていた施設への搬入開始時期が遅れ、仮置き場の設置期間の延長は避けられない情勢だ。 ...[記事全文

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【3.11から4年】「中間貯蔵施設」 指定廃棄物の最終処分場 各県で建設難航

 原発事故に伴い発生した放射性セシウム濃度が1キロ当たり8000ベクレルを超える指定廃棄物をめぐって、県外では最終処分場の建設が行き詰まっている。県内でも環境省は富岡町内の民間管理型処分場「フクシマエコテッククリーンセンター」で県内の指定廃棄物を埋立...[記事全文

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【3.11から4年】「中間貯蔵施設」 未来開く拠点 県環境創造センター 三春と南相馬に整備

 原発事故に伴い放射性物質に汚染された県内の環境を早急に回復し、県民が将来にわたり安心して暮らせる環境を創造するため、県は「県環境創造センター」を三春町と南相馬市に整備している。  国内外の英知を結集した国際的研究拠点を目指す。国際原子力機関(IAE...[記事全文

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【3.11から4年】「中間貯蔵施設」 13日搬入開始 迫る

 東京電力福島第一原発事故に伴う除染廃棄物を保管する中間貯蔵施設をめぐり、内堀雅雄知事は2月24日に廃棄物の搬入受け入れを表明、翌25日に政府に伝えた。これを受け、環境省が3月13日の搬入開始を表明するなど、施設整備に向け、大きく前進した。中間貯蔵施...[記事全文

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【3.11から4年】「中間貯蔵施設」 ため池除染 新年度から本格化 汚染土壌、中間貯蔵に搬入

 県内のため池の除染が平成27年度から本格化する。汚染土壌は、放射性物質汚染対処特別措置法に基づく除染廃棄物とみなされず、搬入先が決まらない状態が続いてきたが、望月環境相は2月8日、中間貯蔵施設で受け入れる考えを県に示した。    放射性物質濃度が高...[記事全文

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【3.11から4年】「福島第一原発の今」予断許さぬ廃炉作業

■雨水の港湾外流出や凍土壁の建設に遅れ 汚染水対策    東京電力福島第一原発の廃炉作業は事故発生から4年が経過しようとする今も、汚染水漏れへの対策や溶融燃料の取り出しなどに向けて予断を許さない状況が続く。1~6号機全ての廃炉が決まっている同原発。核...[記事全文

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【3.11から4年】第一原発ルポ 過酷な現場1日7000人 廃炉研究に活用 5、6号機

 5、6号機は廃炉に向けた研究施設として活用する。  事故を起こした1~4号機の廃炉作業のために開発された遠隔操作のロボットなどの実証実験を行う。特に5号機は1~4号機と同型の原子炉で大きさや構造が近い。  格納容器内部の調査や溶融燃料の取り出し、燃...[記事全文

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【3.11から4年】第二原発3号機使用済み燃料 月内にも移送完了

 東京電力は2月27日、福島第二原発の1~4号機のうち唯一原子炉内に使用済み核燃料が残っていた3号機からの核燃料の取り出しを始めた。3月20日の移送完了を予定している。  燃料を安定して管理するための措置で、原子炉内に残る核燃料764体を使用済み核燃...[記事全文

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【3.11から4年】第一原発ルポ 南相馬と楢葉 28年4月開所 オフサイトセンター

楢葉のオフサイトセンター完成予想図
 県は原子力災害発生時の対応拠点として、南相馬市原町区と楢葉町に原子力災害対策センター(オフサイトセンター)を整備する。いずれも昨年12月に着工し、平成28年4月の開所を目指す。  原発事故で既存の大熊町のセンターが高線量のため機能しなかった教訓を踏...[記事全文

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食事全て下限値未満 検出初のゼロ 「検査、生産者の努力」 コープふくしま26年度放射性セシウム調査

 コープふくしま(本部・福島市)は6日、県内の家庭の食事に含まれる放射性物質検査の平成26年度の調査結果を発表した。測定した100世帯全てで2日分の食事の放射性セシウムは検出下限値(1キロ当たり1ベクレル)未満だった。  コープふくしま、コープあいづ...[記事全文

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【3.11から4年】被災地ルポ 川内に自然公園を 秋元通さん 森林整備に汗 避難指示 解除地域

避難指示が解除された川内村毛戸地区で、雑木の伐採作業に汗を流す秋元さん
 川内村東部の毛戸地区は、東京電力福島第一原発から20キロ圏内に位置する。昨年10月に避難指示解除準備区域が解除された。  浜通りとはいえ、標高は高い。2月半ばの森林には30センチほどの雪が残る。この地区で生まれ育ち、帰還した秋元通さん(60)は、所...[記事全文

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【3.11から4年】被災地ルポ 漁業者の努力 安全証明 水産業

試験操業で水揚げされた魚を選別する漁協関係者=小名浜魚市場
 サヨリ、カナガシラ、ニクモチ、マダラ...。いわき市の小名浜魚市場に、試験操業で水揚げされた魚が並ぶ。いわき市漁協と小名浜機船底曳網漁協の職員が、魚の選別、計量の作業に励む。  市場は活気にあふれる。魚の選別・計量後、プレハブ造りのいわき地区漁業放...[記事全文

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【3.11から4年】被災地ルポ 住民の健康守る 一軒一軒訪ね孤立防ぐ 仮設見守り

仮設住宅に入居するお年寄りに体調や困り 事を聞く遠藤さん(左)と増戸さん(右)
 郡山市富田町の県農業試験場跡地に200戸余りの仮設住宅が並ぶ。入居するのは主に富岡町から避難している人だ。春の近づきを感じさせる柔らかな日差しの中、富岡町社会福祉協議会の生活支援相談員、遠藤久仁子さん(64)と増戸恵美子さん(52)が高齢者の家を訪...[記事全文

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【3.11から4年】被災地ルポ DC絶好の機会に 「おもてなし」準備着々 風評払拭

磐梯熱海温泉の温泉街に掲げられた「萩姫伝説」ののれん。DCに合わせ、誘客作戦が活発化している
 JRグループの大型観光企画「ふくしまデスティネーションキャンペーン(DC)」が4月から始まる。震災と原発事故による風評が依然として残る本県にとって、安全と安心を全国に発信する絶好の機会だ。  郡山市内では観光客を「おもてなし」で迎える準備が進んでい...[記事全文

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【3.11から4年】「福島の今」東電の損害賠償 累計4兆6400億円に

 原発事故による損害賠償は、国の指針を基に東電が支払っている。東電によると1月末時点で、支払額は累計4兆6400億円に上る。  商工業者らに対する営業損害賠償について、経済産業省資源エネルギー庁と東電は平成28年2月分で終了するとの素案をまとめ、昨年...[記事全文

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川内特産品近く完成 「蕎麦ビール」や「具だくさん味噌汁」 関係者、試作10種類を評価

蕎麦ビールを味わう遠藤村長(左)
 川内村観光協会が開発を進めてきた「川内特産品」の試作品が完成し、3日、村コミュニティセンターで試食会が開かれた。  完成したのは地元産のソバや野菜を使用した「蕎麦(そば)ビール」や「具だくさん味噌(みそ)汁」など10種類の食品。「蕎麦ビール」は二本...[記事全文

【高濃度汚染水】全量処理 来年5月完了見通し 浄化水処分に高い壁

 経済産業省は5日、東京電力福島第一原発の地上タンクに保管している高濃度汚染水について、多核種除去設備(ALPS)による全量浄化が平成28年5月に完了する見通しを示した。汚染水漏えいによる土壌汚染などの懸念が解消されるが、浄化水はトリチウムを含んでお...[記事全文

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福島県国際交流協会が緊急放送用CD 英語と中国語で避難警告

英語版を担当したビビアンさん(右)と中国語担当の七海さん
 県国際交流協会は、大規模地震発生時に避難を呼び掛ける英語と中国語の緊急放送用CDを作った。県内の全市町村をはじめ、ラジオ局、テレビ局などに無料配布する。5日、福島市の協会事務所で制作発表会が開かれた。  協会は平成24年、県内在住の18歳以上の外国...[記事全文

東電社長に直接抗議 県原発所在町協議会

広瀬社長に抗議文を手渡す松本町長(右)
 東京電力福島第一原発内の排水路から放射性物質を含んだ雨水が港湾外の海に流出していた問題を受け、県原子力発電所所在町協議会は5日、東電の広瀬直己社長に直接抗議し、再発防止と意識改革の徹底などを求めた。  抗議文では、東電が港湾外への流出を把握しながら...[記事全文

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