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【3.11から4年】「中間貯蔵施設」 仮置き場 搬入遅れで設置延長 いわき市など交渉進める

 環境省は当初、除染廃棄物の仮置き場を整備した市町村に対し、中間貯蔵施設への運び出しを終える時期について「仮置き場設置から3年間」と説明していた。ただ平成27年1月としていた施設への搬入開始時期が遅れ、仮置き場の設置期間の延長は避けられない情勢だ。

 いわき市には仮置き場が34カ所ある。「3年間」が延び、4月以降も全ての仮置き場を維持する方針が決まった。職員は個人や団体など土地所有者に説明し、4月以降の契約延長に向けた交渉を進めている。

 福島市には現在、仮置き場が13カ所整備されている。他に5カ所で整備に向けた協議が進んでいる。国は仮置き場の設置期間を3年間としていたが、市は中間貯蔵施設への搬入開始時期が遅れるのは必至とみて、当初から地権者に契約延長を見据えた柔軟な対応を促してきた。

 国からの仮置き場設置の延長要請を受け、市は地権者に複数年の契約延長を交渉し内諾を得ている。担当者は「地権者の了承は得たが、仮置き場をいつまでも設置する訳にはいかない。国は早期に搬出を開始してほしい」と要望している。

 郡山市は住宅除染で出た汚染土を原則、それぞれの住宅敷地内に保管している。仮置き場を設置する場合、敷地内に保管したくないなどとしている住民らが自主的に地域内で話し合い、意見集約ができた後に市に設置を申し出ている。

 このため、市は仮置き場の設置期間が延長されても、今後の仮置き場確保作業に大きな影響はないとみている。市内の仮置き場は現在、県有地に1カ所のみだが、27年度内に民有地5カ所を含む6カ所が新たに運用を開始する予定。

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