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【3.11から4年】「教育」広がる放射線教育 テーマごと「ミニ研究」 専門知識・技術を習得 福島高専

空間線量を計測する生徒

 いわき市の福島高専は廃炉や放射線関連の専門知識・技術を身に付けた人材の育成に力を入れている。他大学との連携事業や社会人向け講座など、取り組みは多岐に渡る。

 このうち2年生がテーマごとに研究活動を行う必修授業「ミニ研究」は、コミュニケーション情報学科の生徒5人が布施雅彦准教授の指導の下で空間線量を計測した。屋外活動を控えている県内の2つの保育施設で、散歩やハイキングなどで使用する場所の線量を計測した。放射線に理解を深めるとともに日常生活の中で問題意識を持ち、相手の立場で結果を伝える重要さを学ぶのが狙い。

 生徒は散歩コースや公園、平田村の蓬田岳などを歩いて計測した。衛星利用測位システム(GPS)を内蔵した機器を活用し、地図上に空間線量を反映した。木の下や遊具、水がたまりやすい場所は測定機で確認した。結果を施設に説明したところ、関係者に安心が広がり、震災後、初めて近くの公園で遊んだ施設もあった。布施准教授は「生徒はいまだ不安を抱いている人がいる現状に気付けたのではないか。被災地にいるからこそ学べることに目を向けてほしい」と話した。

カテゴリー:震災から4年

成果を発表する生徒

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