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【3.11から4年】「再生可能エネルギー」発電の拠点実証進む 楢葉沖「浮体式洋上風力」 世界最大規模に 年度内、新たに2基設置

楢葉町の沖合に新設された浮体式洋上風力発電所

 楢葉町沖合18キロに巨大な風車がそびえる。丸紅、東京大、三菱重工などでつくる「福島洋上風力コンソーシアム」は、経済産業省からの委託で福島復興・浮体式洋上ウィンドファーム実証研究事業に取り組んでいる。東京電力福島第一原発事故を受け、再生可能エネルギー拠点の集積を目指す本県のシンボルの一つだ。

 これまでに出力2千キロワットの風車1基が完成している。さらに、27年度内に出力7千キロワットの風車2基を設置する。出力は3基合わせて1万6千キロワットとなり、浮体式としては世界最大規模となる。

 浮体式洋上風力発電は近年開発された技術で、ノルウェーやポルトガルでも実証研究が進んでいる。しかし、複数の風車による発電は例がない。世界初の「浮体式洋上観測システム」を構築し、発電に適した気象条件や、浮体式洋上風力発電の性能を評価する。

 また、技術的な課題の解消や、商業発電としての事業性を検証する。腐食に強い金属素材や、施工技術の開発にもあたる。大規模な洋上風力発電の実現による環境や漁業への影響も確かめる。

 本県沿岸部が風車産業の一大集積地となり、産業発展や雇用創出につながることで、東日本大震災からの復興に大きく前進すると期待されている。

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