東日本大震災

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養蜂業を来月開始 須賀川ふるさと創生倶楽部 地元の自然、復興発信

巣箱を置く場所について検討する本間会長(前列右)と鈴木さん(左隣)

 須賀川地方の特産品開発や地域おこしを続けている須賀川ふるさと創生倶楽部合同会社(渡辺達雄代表社員)は、地元の自然と東京電力福島第一原発事故からの再起を全国に発信しようと、4月に須賀川市内で養蜂業を開始する。親交のある東京のNPO「銀座ミツバチプロジェクト」が進める、都会で蜂蜜を作る活動にヒントを得た。風評払拭(ふっしょく)と新産品開発を目標に据えている。

 6日は銀座ミツバチプロジェクトに関わっている県養蜂協会副会長の鈴木正則さん(福島市、鈴木養蜂場経営)が須賀川市を訪れ、創生倶楽部の関係者と須賀川商工会館で打ち合わせした。
 養蜂に専門的に取り組むチーム「須賀川ミツバチプロジェクト」を発足させ、会長に本間保さん(まいるど社長)を選んだ。市内の花樹の植生や、開花の時期について話し合った。養蜂の拠点となる市内の結婚式場グランシア須賀川に場所を移し、屋上で巣箱を置く位置を確認した。
 創生倶楽部は東日本大震災前後を通じ、銀座ミツバチプロジェクトと交流を重ねた中で、養蜂を須賀川の復興に生かす可能性を探ってきた。今年1月には養蜂業を始めるために必要な飼育届を県県中家畜保健衛生所に提出した。
 当初は養蜂経験者の手助けを受けながら、約6万匹の西洋ミツバチで養蜂を始める。桜が咲く4月中旬から作業を始め、5月にはアカシアの蜜を集める。
 養蜂業50年の経験を持つ鈴木さんは「須賀川地方には味が良い蜂蜜の原料となるアカシアが多く、良質の製品が期待できる」と話している。出来上がった蜂蜜は瓶詰にして販売するほか、市内の菓子店などに新作菓子の材料として使ってもらえるよう呼び掛ける考えだ。本間会長は「地元の消費者の皆さんに喜んでもらえるような産品を完成させたい」と意気込みを語っている。

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