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【3.11から4年】「農林漁業」なだかご漁再開 「大きな一歩」

試験操業に真摯に取り組み風評を拭おう と、かごの手入れに精を出す新妻さん


■試験操業 久之浜の船主新妻和夫さん

 現在、58魚種を対象に本県沖で行われている試験操業。いわき市では昨年12月、沿岸の浅瀬にかごを仕掛けてマダコやミズダコを漁獲する「なだかご漁」が再開した。

 同市漁協久之浜支所所属「第12末吉丸」船主の新妻和夫さん(64)は「タコは主力魚種の一つ。沿岸漁業中心の久之浜の漁にとって、なだかご漁再開は大きな一歩」と話す。平成22年の県統計では、市内で水揚げされたマダコの約8割、ミズダコの約6割が久之浜漁港に揚がった。

 現在、なだかご漁の操業は週一回程度。一度に仕掛けるかご数は震災前の約10分の一だ。それでも新妻さんは「風評を拭うには、真摯(しんし)に操業を続ける漁業者の姿を見てもらうしかない」とかごの手入れに精を出す。

 震災前まで新妻さんは、30代船員と毎日のように漁に励み、妻が魚の仕分けを手伝った。「早く3人で本格的に漁業を営み、仲間と腕を競いたい」。新妻さんは早期の漁場・漁港復旧を東電、行政に求める。

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