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【3.11から4年】「農林漁業」野生キノコ 安全性証明する

マツタケの検査手法や結果を確認する菊地さん


■北塩原村農業専門員 菊地裕雄さん

 「マツタケの出荷制限解除のハードルは高いが、安全性を証明するため諦めるわけにはいかない」。北塩原村の農業専門員を務める菊地裕雄さん(66)は力を込める。

 政府は原発事故に伴うマツタケを含む野生キノコの出荷制限解除のため放射性物質検査で3年連続、基準値を下回った品目のみ解除をする方針を示している。しかし、1年目となる昨秋、検査を通過したのは西会津、会津美里、北塩原の三町村にとどまった。

 菊地さんは平成21年に県会津農林事務所会津坂下農業普及所長を退職後、25年に農業専門員として村に招かれた。「1日も早く出荷したい」。農家の願いを実現させるため、菊地さんは昨夏から国や県などと協議を重ねる調整役に徹してきた。

 マツタケの生育は天候に左右される上、採れる量も少なく希少価値が高い。3年間の検査後は、60検体が必要となる最終検査が待ち受ける。それでも「解除に向けて一つ一つ課題をクリアしたい」と、前を見据えた。

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