東日本大震災

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菜の花に願う農業再生 大熊 大川原地区で種まき 癒やし効果も期待

農業再生の願いを込め、菜の花の種をまく関係者ら

 大熊町の農業関係者が13日、東京電力福島第一原発事故に伴い居住制限区域となっている同町大川原の農地で菜の花の種まきを行った。植物への放射性物質移行の状況を調べて営農再開のきっかけにするほか、一時帰宅する町民の癒やしとなればとの思いも込められている。
 農地は除染が完了しており、これまでに肥料を散布したり、土を耕すなどの準備を進めてきた。同日は12人が参加し、約2ヘクタールに種をまいた。
 5月下旬ごろに花が咲く見込みで、6月中旬には町民とともに収穫作業をする。収穫した菜の花については、土壌からどの程度の放射性物質が移行したかを調査し、営農再開に向けた資料にする。
 同町大川原から、いわき市に避難している農業斎藤真さん(66)は種をまき終えた農地を見詰め、「花が咲いたら一時帰宅する町民が喜んでくれるはず。この取り組みを農業再生に向けての第一歩にしたい」と語った。

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