東日本大震災

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「三春滝桜」子孫樹使い染色 生命力着物に込め 京都の人間国宝 志村ふくみさん 復興のシンボルに

鈴木町長に端切れ入りの額を手渡す石田さん(左)。右は着物「瀧櫻」

 染織家で人間国宝の志村ふくみさん(90)=京都市=と志村さんの教え子は昨年、三春町の国指定天然記念物「三春滝桜」の子孫樹を使用した着物「瀧櫻(たきざくら)」を作り上げた。志村さんは2日、三春町に「瀧櫻」の端切れを額に入れて寄贈した。
 志村さんは滝桜が放つ自然の力強さを東日本大震災からの"復興のシンボル"と捉え、制作に挑んだ。糸の染色素材として、町内にある滝桜の子孫樹を間伐した際に出る枝や幹を使用した。着物には被災後も変わらずに美しく咲く滝桜の生命力を通して、自然の力強さと活力を伝えたいとの思いがこもっている。
 贈呈式は同日、町役場で行われた。町内在住の芥川賞作家玄侑宗久さんの妻でファイバーアーティストの石田智子さんが志村さんの代わりに町役場を訪れ、鈴木義孝町長に端切れを入れた額を手渡した。着物も持参し、鈴木町長に披露した。

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