東日本大震災

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思い描いた母校と桜 仮設校舎の小高工高3年生 初めて本校訪問

桜並木がある本校の坂を上る3年生

 東京電力福島第一原発事故のため南相馬市原町区の仮設校舎で学ぶ小高工高の3年生92人が10日、同市小高区の避難指示解除準備区域にある本校を初めて訪れた。生徒は小雨の中、校門から桜並木の坂道を上がり、思い描いていた母校のイメージと重ねた。
 本校訪問は3回目だが、3年生にとっては初めて。「校舎にはどこから入るのか」などと勝手が分からない様子で校舎や校庭、満開の桜並木などを見回した。
 実習室に入った生徒を前に学年主任の星輝光教諭が、昭和38年に開校した同校の歴史などを説明した。
 生徒会長の渡部真矢君が「初めて本校に来ることができた。本来ならここで卒業できるはずの校舎をしっかり見学したい」とあいさつした。
 敷地内の除染は終了しており、毎時0.1マイクロシーベルト台に落ち着いている。生徒は学科ごとに実習棟などを見て回り、記念写真を撮影。特別な思いを込めて校歌を歌った。

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