東日本大震災

  • Check

満開笑顔天国に届け 原町に2日開園 菜の花で迷路造り 津波で家族犠牲 上野さんら「福興浜団」

満開の菜の花の中、迷路を造る上野さん(左から2人目)ら

 東日本大震災による津波で両親と2人の子どもを亡くした南相馬市原町区萱浜の上野敬幸さん(42)は25日、満開を迎えた自宅近くの菜の花畑で迷路造りを始めた。ゴールデンウイーク(GW)に合わせて、子どもたちが集まる場所にしたいとの思いで企画した。作業は上野さんが主宰するボランティア団体「福興浜団」のメンバーら約30人と行った。
 迷路造りは震災後3回目。昨秋、約2ヘクタールに植えた菜種は大きく成長し、迷路がオープンするころには約2メートルの高さに達するという。昨年と比べて、迷路の数は3つに増やす。全ての迷路を回った来場者にはプレゼントを贈る。
 上野さんは津波で父喜久蔵さん=当時(63)=、母順子さん=同(60)=、長女永吏可(えりか)さん=同(8つ)=、長男倖太郎ちゃん=同(3つ)=を亡くした。上野さんは「菜の花畑に集まる笑顔を天国の家族、犠牲者に届けて、元気でやっていると伝えたい」と語った。
 入場無料。5月2日に開園し、6日まで開放する。時間は午前9時30分から午後4時ごろまで。3日は人気漫画キャラクターのイベントも催す。
 問い合わせは福興浜団 電話090(5840)2543へ。

東日本大震災の最新記事

>> 一覧