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常磐道 大熊、双葉「通常IC」明言 国交相、整備に各40億円

 太田昭宏国土交通相は7日、大熊、双葉両町の常磐自動車道に設置を検討している新インターチェンジ(IC)について、当初予定したスマートICではなく、通常型で整備する考えを初めて示した。同日の公明党県議会議員団の要望などに明らかにした。整備費はICごとに40億円程度を想定しているもようだ。設置箇所や完成時期などは今後詰める。

 要望は国交省で行った。団長の甚野源次郎県議らによるIC整備促進の求めに対し、太田氏は「(地元などからの)現金(で利用する)車も利用可能なICとしての要望と認識している。そういう意味ではスマートICではない方向で最終的な詰めを行っている」と語った。

 また、太田氏は要望に先立つ同日の参院国土交通委員会でも、民主党の増子輝彦参院議員(本県選挙区)の質問に、「(大熊、双葉のICは中間貯蔵施設への除染廃棄物搬入の点で)かなり重要になる。(整備の)要望はスマートICではないと受け止めている」と述べ、両町での通常型IC整備に意欲を示した。

 現在、県と大熊、双葉の両町、国交省などの関係省庁で設置箇所やICの形状、財政措置などについて最終調整している。

 このうち、大熊町のICの設置箇所については、町道と常磐道が交差する町北部の下野上付近が候補地の一つになっているもようだ。この町道は288号国道と市街地付近をつないでおり、六号国道との接続も良好。中間貯蔵施設への除染廃棄物の輸送だけでなく、住民の一時帰宅や将来の帰還にもメリットが大きいと判断したとみられる。

   ◇  ◇
 太田氏が通常ICを設置する考えを示したことについて、双葉町の伊沢史朗町長は「地元の希望を踏まえた結果で、震災と原発事故からの復旧、復興の加速に向け、1日も早く決定してほしい」と注文した。大熊町の石田仁副町長は「思いが通じて大変ありがたい。今後も復興が一歩でも前に進むよう、尽力していただきたい」と話した。

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