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【震災から4年3カ月】「災害公営住宅」段差なく高齢者に配慮 いわきの湯長谷団地

約40畳の広さがある泉田さん宅。室内に段差がないのが特徴だ

 災害公営住宅は暮らしやすいのだろうか。いわき市常磐上湯長谷町の湯長谷団地を訪問した。


■双葉から避難泉田健一さん 「落ち着いた生活取り戻せた」

 同団地24号棟には富岡、双葉、大熊、浪江4町からの約50世帯、約100人が生活している。双葉町から避難している3階の泉田健一さん(67)宅。室内の広さは計約40畳で、リビング、和室、寝室、書斎、台所、風呂、トイレがある。収納スペースは5カ所設けられている。段差はなく、高齢者に配慮した造りが印象的だ。壁は十分な厚さがあるのだろう。隣室の声や物音は、ほとんど聞こえない。

 妻と2人暮らしの泉田さんは入居前まで、市内勿来町の仮設住宅で暮らしていた。昨年8月に災害公営住宅への入居を申し込み、4月から新しい生活を始めた。泉田さんは「仮設住宅に比べ、不自由を感じない。やっと、落ち着いた生活を取り戻せた」と笑顔を見せる。

 ただ、不満が一つある。台所の狭さだ。ゴミ袋を置くと、人一人入るのが精いっぱいだ。

 団地には自治会がなく、ほかの入居者と接する機会が少ないことに不安を感じるという。高齢者が多いため、住民同士の助け合いが必要になると考えている。「仮設住宅では住む人同士が一致団結していたから生活できた。一刻も早く自治会をつくり、交流を持つべきではないか」と訴えた。(いわき支社報道部・小宅 祐貴)

カテゴリー:震災から4年

約50世帯が暮らす湯長谷団地24号棟=いわき市

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