東日本大震災

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ブルーベリー農家に活力を 19日、20日 三春で全国シンポジウム 実行委員長千葉さん 歌制作、準備は万全

自家栽培するブルーベリーを見詰め、シンポジウムの成功を誓う千葉会長(左)と妻かおるさん

 三春町で19、20の両日に開かれる第20回全国産地シンポジウム2015は、町内のブルーベリー農家でつくる三春ブルーベリー倶楽部が町などの協力を得て町内開催を実現した。会員9人と少ない中、ブルーベリーの歌「ひとつぶの笑顔」を制作するなど全国の農家をもてなす準備は整った。実行委員長の千葉初吉会長(66)は「東日本大震災と東京電力福島第一原発事故で苦境に立たされている本県の生産農家を元気づけたい」と意気込んでいる。
 平成24年夏、千葉会長の元に連絡が入った。「福島に元気を与えるため、全国大会を引き受けてほしい」。双葉町から横浜市に避難した後、日本ブルーベリー協会で働く大塚憲さん(65)からだった。千葉会長は県の組織が休止している状況や深刻な風評被害などを理由に断ったが、その後も打診を受け、大塚さんの熱意に応えて引き受けた。
 当日は、県内各地の栽培農家や販売業者らによるパネルディスカッションを催し、全国から集まった生産者に福島の今を伝える。町内の農園4カ所を巡る園地見学も企画している。
 「ひとつぶの笑顔」は、三春町出身の宇田川恵李さん(20)=東京都在住=に制作を依頼した。「♪かならずそこに実るから...」。諦めずに育て続ける生産者の思いが歌詞にこもる。
 千葉会長は大会の準備を進める傍ら、妻かおるさん(59)と農園整備に励む。「楽しく作業している農家の姿を伝えたい」と話している。

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