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今を生きる 心の復興に寄り添う 四半世紀ぶり 猪苗代に定住牧師

就任式で信徒とともに賛美歌を歌う新田さん(前列右から2人目)

■京都出身 新田恭平さん 27

 猪苗代町の日本キリスト教団猪苗代教会に、四半世紀ぶりに定住の牧師として京都市出身の新田恭平さん(27)が赴任した。19日、同教会で就任式が行われた。大学時代から毎年、町内を訪れ、除雪のボランティアを続けてきた。思い入れのある土地の牧師となり、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故からの人々の心の復興に力を尽くす。
 仙台市の東北学院大卒業後の平成22年から5年間、山形市の山形学院高で聖書科教諭として勤務した。原発事故が発生し、本県から山形市に避難した避難者の支援活動に奔走した。阪神・淡路大震災が発生した当時、通学していた京都市の小学校には家などを失った多くの被災者が転校してきた。「困難な災害から立ち上がろうとする人々に寄り添いたい」との思いは日々強くなり、猪苗代町への移住を決めた。
 明治40(1907)年に創立され、108年の歴史を誇る町唯一の教会だが、信徒の減少などに伴い平成元年から牧師は不在だった。これまで会津若松市などの教会から牧師が訪れ、礼拝を続けてきた。就任式では信徒とともに賛美歌を歌い、牧師としての誓約を行った。
 地域コミュニティーの拠点となるような居場所づくりを目指す。「地域の人々とつながり、活用される教会でありたい」と思いを膨らませている。

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