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今を生きる 魅力発信 会津に恩返し 坂下の観光大使に就任

病棟で点滴の速度を調整する小島さん

■富岡出身看護師 小島佳奈子さん 22

 富岡町出身で、坂下厚生総合病院で看護師として働く小島佳奈子さん(22)は、会津坂下町の観光大使「坂下三人小町」として1年間、町の魅力発信を担う。東京電力福島第一原発事故で大勢の浜通りの住民を受け入れた会津地域。「浜通り出身者として会津に恩返しをしたい」。感謝の心を胸に、町の観光振興に全力を尽くす。
 「人の助けになる仕事がしたい」。幼いころに抱いた夢への思いを強くしたのは4年前、双葉高2年の時だ。原発事故が起き、家族でいわき市に避難した。「看護師になれば、災害が起きたとしてもすぐに役に立てる」。進路は迷わず看護の道に決めた。
 高校卒業後、白河市の看護学校を経て、今年4月から初任地の坂下厚生総合病院に勤務している。2階病棟勤務で、内科や整形外科の入院患者の点滴や採血などに当たっている。
 会津坂下町のことはまだまだ勉強中だが、上司の推薦で坂下三人小町に応募した。「町についてもっと知ることができれば、患者さんとのコミュニケーションも深められる」と考えている。
 会津坂下町に住んで4カ月。名物の馬刺しや人情の厚さ、緑にあふれた美しい自然など、さまざまな魅力を肌で感じた。
 「会津坂下町の良さを笑顔でたくさん伝えたい。そして富岡町のことも自然に話せるようになりたい」。看護師も坂下三人小町も人と直接、関わる仕事。一人一人との縁を大切に精いっぱい務めるつもりだ。

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