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第一原発サブドレン地下水 14日に海洋放出

 東京電力は9日、福島第一原発の汚染水対策の1つ「サブドレン計画」で、建屋周辺の井戸からくみ上げた地下水を14日から海に放出すると発表した。初日は昨年試験的にくみ上げた約4000トンのうち約850トンを排出する。
 東電がタンクに保管していた約4000トンの一部を調べた結果、放射性セシウムやベータ線を出す放射性物質の濃度が検出限界値未満であることを確認した。放射性トリチウムは最高値でも放出基準値(1リットル当たり1500ベクレル)を下回る600ベクレルだった。
 東電は3日から地下水を井戸でくみ上げており、浄化処理を施した上で放射性物質が基準値を下回れば順次海に放水する予定。
 第一原発では高濃度の汚染水がたまった建屋に地下水が1日約300トン流れ込み、汚染水が増える原因になっている。東電はサブドレン計画で流入量を半分に減らせると見込んでいる。
 また、第一原発の港湾内に汚染された地下水が土壌から海に染み出るのを防ぐ海側遮水壁の工事を10日から再開する。10月末に完成予定で、汚染地下水の流出は1日400トンから10トンに減少するという。
 遮水壁はほぼ出来上がっていたが、完全に壁を閉じると、地下水位が上昇するため工事を中断。8月に県漁連が壁内側の「地下水ドレン」と呼ばれる井戸から地下水をくみ上げ、浄化して海に放出する計画を受け入れたため、完全に壁を閉じる作業に入る。

カテゴリー:福島第一原発事故

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